007話
あなたは気まぐれに書いた小説が800PVを超えたと聞いて信じれますが。
いま、ものすごく驚いています。
読んでいただきありがとうございます。引継ぎ続きをお楽しみください。
魔力とは何か。
前世、俺は魔法の存在しない世界にいた。もしかしたら存在したかもしれないが、少なくとも俺は仮想以外での魔法をしらない。つまり俺の記憶は全く役に立たないのだ。
私はとりあえず椅子に座って集中する。座禅を椅子に座ってやってるのと変わりはほとんどない。
姉の師匠は集中しなさいと姉に行っていた。集中することと魔力と、何か関係あるかもしれない。
結果・・・ありました。
集中すること自体と魔力は全く関係ないが、前世では感じなかった力みたいなものを感じた。たぶんそれが魔力なのだと思う。
私は自分に眠る魔力をゆっくりと引き出し、体のいたるところに行き渡らせる。ある程度汲み出したら、血のように体内で魔力の流れを形成。魔力が体の外に漏れないようにコントロールしつつ、心から皮膚の表面ぎりぎりまで魔力で満たし、コントロール。そしてその状態を維持。
これが魔力。今まで経験したことのない感覚、自分の力を自分で感じることができる。
私は床にロウソクを並べた。
指先から魔力を放出し、それを変換して炎を生み出す。そこまでは良かった。
指先から火炎放射機と同等くらいの火力が生み出された。
一瞬でロウソクは燃え尽き、床板に火が付く。
慌てて水を魔法で生み出し鎮火。だが、床は水浸し。
そして、水をいっきに気化させる。
ここで考えてほしい。物質は液体から気体にすると約一千倍に膨らむ。床一面に広がる水を一瞬にして水蒸気にするとどうなるか。
答えは水蒸気爆発が起きる。
大音量を発し、一瞬にして私の部屋の窓三枚のガラスが粉々に吹き飛ぶ。私は無意識に魔法で防壁を作り無傷だが、部屋は見るも無残な姿になった。
そういえば姉が、魔法は魔法練習場か屋敷の外で使うように言っていたな。
今更のように思い出すこの言葉。
「お嬢様。」
爆発音を聞きつけて使用人たちが私の部屋に駆けつけてきた。そして部屋の状況をみて唖然とする。
「ユフィお嬢様、いったい何があったのですか。」
ピエールは本当に心配そうに話しかけてくる。
「いや、あの、実は・・・・」
魔法に興味を持ち、姉からアインの書をもらい、それを部屋で試した。
そう説明した。もちろん色々言い訳なども言ったが、趣旨は大方外れていない。
その日、父・母・執事にこっぴどく怒られたのは言うまでもない。そして反省するまでアインの書の取り上げといわれ、手元から魔法の手引きとなるものが消えた。
ついに魔法が使えるようになりました。ちなみに作者も次の展開とか全く考えておらず、頭で勝手き動き出すユフィのアニメーションをただ文章に起こしているだけです。
だから続きが気になり、とにかくストーリーを展開させていっています。
苦労するのはキャラや物の名前です。ネーミングセンスがないから辛い。