そろそろ目的地
馬車で走っていると段々と肌寒さが
「リョウ、どの辺りだ?」
「今はこの辺りね、目的地までアクシデントがない限り3日って所よ」
ロウとリルファは体力作りのため、馬車の後方で走っている。
ミスティとルイは魔法の練習なんだが、ミスティは初心者に毛が生えたレベルのため、辺境の街に到着したらパワーレベリングしながら鍛える 一応お姫様だもんな
「リョウ、転移者同士の殺し合いってなると思うか?」
「そうね、私とゼロちゃんの時はほぼ模擬戦よね〜」
「そうだった気がする」
「あるとすれば敵国の工作員になっているとか闇ギルドのトップ、あとは私たちのことを知らないお上りさんくらいよ」
「二つ名だけで誰か分からんもんな」
しばらく馬車を走らせると今日の野営予定地に到着した。
トーカ、ローレル、ロウは果物やキノコ、薪集めに行きミーティア、リルファは狩りに出かける
残った俺たちはというと
「俺は風呂を作るわ」
「なら、私は料理ね」
残ったメンバーはゼロ、リョウ、シャル、リーチェ、ロビン、カノン、ミスティ、ルイ
新メンバーは料理が出来ない、ロウは毒があるかの見分けがつけれるらしい
シャル、リーチェ、ロビンはカノン、ミスティ、ルイを鍛えるしかやることがなかった。
トーカ視点
ゼロが連れて来たロウの鼻はとても優秀だった、キノコって毒があるか見分けるの難しい、キノコ特化の鑑定とかあるけどあれは『キノコマイスター』にならないと覚えれないスキルでいらない
「トーカの姐さん、もう少し探索範囲を広げるんですかい?」
「そろそろ、引き上げるつもりよ、ローレルそっちは?」
「こちらも果物がありました。」
「戻りましょう」
トーカたちは野営地へ戻ろうとした時、異変に気づいた
「待って、囲まれている」
「姐さん、何言ってんすか?」
「囲まれてますね、8人でしょうか?」
「正解よ、ローレル 」
隠蔽スキルが高いのか、索敵、鑑定に引っ掛からないなら
「『熱感知』」
熱感知を使っている時視界はサーモグラフィーを見ている感じになるが8人がどこにいるか見つけた。
「ローレル、指輪でゼロとミーティアに報告、謎の集団に攻撃を受けているって」
「言伝賜りました。」
「ロウ、自分の身は自分で守りなさい」
「了解っす」
トーカたちは謎の集団との戦闘を始めた。




