予定よりも順調
2日間の休むようで休めれなかった期間を過ごし、街を出て辺境を目指す
「リアルだと時間掛かるな」
「そうね〜馬車も馬も普通だから仕方ないわよ」
御者をしているリョウと周囲の警戒をしているゼロはいつも通りだ。
御者はリョウの他にシャル、ローレルが出来るがリョウが率先してやっているため今のところ出番はなく、ゼロはゼロで馬車の中にいると色々と危険なため逃げている状態だ。
「現状はどうなんだ?」
「予定よりもかなり進んでいるわよ」
「聖都を回避して正解だったな」
「ええ、そうね」
ゲーム時代、ゼロは聖王国関連には関わって来なかった。聖騎士、聖女や騎士のような職を極めるようなプレイは肌に合わなかったからだ。
あと聖王国側にいるプレイヤーはだいたいプライドが高かったり、見栄を張ったり、人をチート呼ばわりしたり はた迷惑なやつが多かったのだ。
「聖王国側のクランってどんなのがいたっけ?」
「確か、Sランクは『流星の盾』『KnightsOfKnights』ね、Aランクは『麗しき乙女』『姫騎士たちの宴』『筋肉騎士』あとは・・・・」
「もういいぞ、クラン戦でボコった所ばっかじゃん」
「そりゃどこのクランも『鋼鉄聖女』を引き抜きたかったのよ」
ロビンは種族特性もあるが攻撃出来る回復職、タンクが出来る回復職、移動速度が早い回復職が俺たち以外からの評価、俺たちがロビンを評価すると不死身のサイボーグ、鋼のサイボーグ、勇者ロボ、こんな評価だ
「ロビンが俺たち以外懐くか?」
「無理ね」
ちなみに聖王国で騎士になれるのは人族のみ、各種族は獣人だと獣騎士、エルフだとエルフ騎士、種族の特性が活かされ防御特化になった感じに変わる。
「ゴブリンやオークでも騎士になれるのにな」
「聖騎士もいたわね、あと暗黒騎士も」
「中々の強さだもんな、舐めて掛かると死ぬたけだし」
御者台の上で男たちはナチュラルに話している




