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ヴィクトリアンメイドリーチェ

トーカにめちゃくちゃ怒られてからリーチェ用の服としてメイド服が渡された。


「御主人様どうでしょうか?」

「貴族に仕えてる万能メイドみたいで美しいよ」


ヴィクトリアンメイドのリーチェはどう見ても万能メイドにしか見えない 剣とか刀を渡したらなんでも斬れそう


「リーチェ、能力にロック掛かっていたよな?」

「はい、無事に全能力を使用できます。それと『収納』も使えます。」


『収納』は俺たちのアイテムボックスを魔力で作り出した空間に収納する魔法みたいだ。


「その収納の中に服が入ってたってオチか?」

「さすがです。御主人様」


リーチェは収納から服を次々と取り出していく


「下着がどれも際どいな」

「ドレスの下に履くものが多いですから付けない時もあります。」


AVとか同人誌でよく見る紐みたいな下着やTとか大事な部分が穴開きの下着とかこれは現実か?現実だったな


「とりあえず、今日はメイド服、ドレスは普段から着るなよ」

「ドレスは戦闘衣装なので高い防御性能があります。」


この街を出る前にリーチェの服を買わないとな、部屋の扉をノックする音がした。


「お義兄様、ローレルです。」

「開いてるぞ」


ローレルが部屋に入って来た


「もしかしてリーチェちゃん?」

「当たりよ、ローレルちゃん」

「綺麗で大人です。」

「ローレルちゃんも将来いい女になるわ」


出発は昼からなので俺たち転移者は情報集めに動き、シャル、ローレル、リーチェは自由行動らしい


「ローレル、リーチェの服を選んで欲しい、ついでにローレルとシャルの服も買っていいから」


大金を渡しておいた、リーチェには何枚服をダメにされたか その都度買いに行く俺の身にもなって欲しい

俺は宿の食堂へ行くとリョウ、トーカ、ミーティアがすでにいた。


「トーカちゃんから聞いたわ、ゼロちゃん女難の相が出てるわ」

「こっちだとモテるんだよな」


席に座り、午前中はこの国の情報収集と食料などの買い込み、午後から出発予定だ


「私はゼロちゃんと行動するからあんたたちは喧嘩しないで行動すること」

「ゼロ、お尻は守るのよ」

「聞こえているわよ、トーカちゃん、あなたから開発して上げてもいいのよ」


俺はリョウに首根っこを掴まれて宿を後に俺まだ飯食べてない


「ゼロちゃん、動くわよ」


情報収集しながら動くのだがこれ俺いる?

正午になり宿屋の近くにあるレストランで集まり、食事


「御主人様、あ〜ん」

「自分で食べれるって、あ〜ん」


あとから聞いた話だが散々歳下扱いで鬱憤が溜まっていたらしく、俺を甘やかすお姉さん状態らしい、ちなみに年齢を聞くと血で出来た鎖で拘束される。


午後になり、俺たちの乗る馬車は次の街へ向かった。目的地の辺境の街までの道のりは長い






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