Dランク昇格試験2
朝食後、すぐに移動を開始した。盗賊の根城に着く頃には腹の中は消化してるから吐いても大丈夫だろう
盗賊の根城に到着しだい4方向に分かれて襲撃する手筈になっている。
根城がある山には昼前に到着した。
「これから4方向に分かれて盗賊の根城を襲撃する。各グループに『月桂樹』のメンバーが1人同行するがなるべく自分たちで対処するように」
俺たちのところには僧侶の女性がついた。Cランクなら中級くらいだからプリースト辺りだろう
「あたしはノンノ、君たちがピンチになるまで手を出さないし、忠告もしないから頑張ってね 私たちの持ち場は南だから」
すぐに出発した。道中、盗賊が張った罠があったが俺かトーカが解除して先に進む
「お前ら『シーフ』カンストしてんのか?」
「「 もち 」」
「マジかよ」
討伐と採取依頼を受けながら余分に狩りまくれば誰でも出来ると思うが
「シロウは『投擲』を覚えてないからでしょ」
「ぐぅ、た、確かに『投擲』は便利なスキルだと思うが」
「『投擲』は基礎スキルといっても言いぐらい有能なスキルだぞ、MPが切れた時、飛んでる相手に射程外からの先制攻撃 落ちてる武器を投げるのもありだしな」
『掴む』と併用すれば掴んだ相手を投げ飛ばすことも出来るからな この世界での護身術にもなる
「この先のようだな」
「そうね」
盗賊の根城が見える所まで移動して息を潜めて合図を待つ
「盗賊は何人くらいだ?」
「30人くらいかな」
「全員で36人だ、見回りに行っているやつもいるな」
残りの3チームのどれかと見回りをしている盗賊が接触した可能性があるな
盗賊の根城は柵がありログハウス的な住居があった。どっかで見たことあるような
「ゼロ、あれってオークの集落を再利用してない?」
「どっかで見たことあると思った。」
「オーク並みの盗賊がいるってことか?」
「ハンター崩れとかだろうな」
俺とトーカは根城から離れた所にいる盗賊を『投擲』で仕留めていく数は8人
「おい、ゼロ 気をつけろ」
シロウは右肩から血を流していた。シロウの後ろではナイフを持ったノンノが倒れている。
「『月桂樹』は盗賊の仲間だ」
倒れているノンノの装備や身体をトーカが調べると
「隠蔽系のアイテムがあったよ、鑑定したら真っ赤だった。」
犯罪者はステータスの表示が赤になる 冤罪でも赤くなるしな ストーリーイベントで冤罪の罪を着せられたりするし 教会で裁判して勝ち取れば元のステータスに戻るけど
「装備を奪って縄で拘束しておくか、シロウはポーションでも飲んでろ」
シロウにポーションを投げ渡した。
36-8+4-1=残り31人の相手をしないといけなくなった。こちらは3人 1人辺り10人が目安 残り1は3人でやればいいだろ
「シロウ、『格闘家』以外でカンストしている職は?」
「すまん、ない」
「「 使えね〜 」」
「つーか、お前ら付き合ってんだろ」
「シロウが中二病だから」
「自分で最強って言っちゃうし痛い子」
「俺のライフはすでにないぞ」
馬鹿をやるのはここまでだな、真剣にどうするか
「ゼロ、焼いちゃおう」
「トーカさん、過激ですわ〜」
『魔法使い』をカンストしているから魔法書がなくても初級魔法は使える
「はぁ〜燃やすか」
「あ・・・・・お前らそんなやつらだったわ 勝つために城でも破壊するやつらだったわ」
「懐かしいな、だいたい『浪漫鍛冶』と『乙女』がやるからな 俺たちは後方支援」
「『超時空の覇者デウスウルゴス』は」
「それ、俺のソロ」
「私、撮影会の打ち上げ」
3対31をやることにした。『月桂樹』は殺さないでギルドに引き渡しだな
「俺は燃やす作業に入るから」
「近づくのは『投擲』で仕留めるよ」
「マジかよ、石投げたら『投擲』覚えたぞ」
「シロウもスキルレベル上げ頑張って」
「刺したやつ応援されるてもな〜やってやるよ」




