北の野良ダンジョン7
簡単にボス部屋まで辿り着いたのだが
「現状の戦力把握だ、俺は中級職を埋めてる途中」
「私もゼロと同じ、廃人ビルド」
「私はもう少し魔力と器用を上げたいから現状維持」
「狂戦士以外の道もありかもしれないわね」
「なるほど、私は下級職の専用職と派生職は終わり、今は中級職です。」
機人族の職は他の種族と違って変わっている。獲れる職が少ないため、すぐに上級職に上がろうと思えば出来るがそこが罠だったりする。
我等の『鋼鉄聖女』はそんな罠も掻い潜り機人族だけなら世界1位の実力者でもある。
「ロビン、中級職って何出来たけ?」
「『チャリオット』の召喚は可能です。」
機人族は異空間から装備を召喚して装着して戦えるのだ、性能がピーキー過ぎて馴れが必要 『チャリオット』は機動力を上げる、4足歩行の足 装着した姿をケンタウロスモードとか言われる
「他は?」
「『スパイダー』と『ハウンド』です。」
「手数なら『ハウンド』か」
「そうなりますね」
『ハウンド』はその名の通り、機械仕掛けの猟犬を2機呼び出し戦わせる なつき度も存在している。
機人族って強くないか?って思うじゃん、実際は特化していると強いが特化していないと器用貧乏で脆い
PVPで対人戦に明け暮れていたことがある俺の答え
「リーチェ、魔法で援護頼むぞ」
「仕方ないわね、どうしてもと言うなら考えてあげるわ」
「1ヶ月、血無し」
「ぜひ、援護させていただきます。」
作戦も決まったことだし、いざボス部屋へ
「そういえば、ここのボスなんだけ?」
全員、知らないようだ。
「グルォォォォォォォォォォォォォ」
そこにいたのは身体のほとんどをサイボーグ化したオーガがいた。
「『サイボーグオーガ』だよ、超レアなモンスターだから」
「ロビン、弱点とかは?」
「機械化している部分は魔法攻撃が有効で肉体部分は物理攻撃が有効だったはず。今だと分からないよ」
「それだけで十分よ、私とトーカちゃんが突っ込むわ」
「俺はタンクをする。」
リョウとトーカが駆け出し、ゼロは『挑発』を使いながらヘイトを溜める
「行って『ハウンド』」
ハウンド2機はリョウとトーカの動き合わせて動き、攻撃に参加している
「『インターセプト』『パリィ』」
「ゼロちゃん、助かったわ」
サイボーグオーガの攻撃には命中補正があるロケットパンチがあり、リョウやトーカをターゲットにされた時に『インターセプト』で身代わりになり、『パリィ』でいなす
ミーティア、リーチェの魔法攻撃で体力を削っていくと
「ガァァァァァァァァァァァァァァァ」
サイボーグオーガの色が怒りで真っ赤になった。




