北の野良ダンジョン3
NamelessHunterのダンジョン内の海フィールドは泳ぎよりも船やボートを用意する方がいい
海中にはモンスターがいるからだ
「と言っても、今はこれが現実だからな」
「そうね、イカダを作れるほどの木はないし、戻っても木はなかったわね、岩を削って船にはできるわ」
リョウの発想は、現実では実際コンクリートでカヌーを作って漕いでたりするんだが、死者も出てるけど
「ゼロ、私なら海面を歩けるよ」
「『中忍』なら出来るな」
空を飛べるのは上位職になってからで今の俺たちには無理だ、『重力魔法』で浮かせることもできるが『重力魔法』を覚えれるのは上位職からなんだよな
「ゼロ、イルカっぽいモンスターをテイムして乗ったら?」
「イルカに乗った少年かよ、今の子供じゃ分からんネタや」
「ゼロ様、凍らせたら?」
「お〜その考えはなかったわ」
「ゼロ、ダンジョン内の海を凍らせれないんじゃなかったけ?」
「あれはゲーム内の話で今は現実だろ」
「そうね、その作戦で行きましょう」
俺、トーカ、ミーティアは『氷魔法』を習得しているため、作業に入る
「出来てから3分で溶けるね」
「余裕で行けるわよ」
「MPの管理も頼むぞ、ミーティアよろしく」
ミーティアが先頭で海面を凍らせながら別の小島まで凍らせて進み、全員、無事に渡れた。
「まぁ、いるよな」
「サハギンだね」
「海のあれは食べれなかったわ」
サハギン12体を4人で瞬殺、俺は普通に斬っただけだが、リョウは拳でぶん殴り、殴った箇所だけ、身体から吹き飛んだ。
トーカは一瞬で背後に回り、3枚卸にした。
ミーティアは3本の矢を放ち、自分が担当したサハギンたちは3本の矢で脳天に同時着弾して絶命している。
「3人とも派手だな、倒し方」
「普段通りよ」
3階層、4階層は凍らせて移動し、5階層へ辿りついた。




