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束の間の休息

野良ダンジョンから帰って来てから2日経った、トーカは全員分の防寒着を作っており、全て完成するまで出発出来ない


俺たちが今いるタリア王国の王都だがここから北に向かうと雪山があり、スノードラゴンやアイスドラゴンがゲーム時代にはいたんだよな〜、山の向こうには別の国があるが野良ダンジョンの場所によっては行くことになりそう


「トーカちゃんの占いの結果が当たりだとあの子がいるはずなのよ」

「それは分かってるけどさ」

「そういえば、まだ言ってなかったんだけど、転移前の私って左小指がなくて右足が義足だったのよ」


いきなり重い話かよ


「転移したら怪我なんて無くなっていたの、あの子の病気もこっちなら完治していると仮定すれば生きてると思うわよ」

「なるほどな、あとはトーカの作業だけか」

「リーチェちゃんのレベル上げは?」

「やってるぞ、俺の血を飲めば数分間だけスキルの限定解除されるようになった。」

「あら、戦力になるわねぇ〜」

「問題は服だ、大きくなるから着ている服が全部破れて全裸になるんだよ」

「目の保養になるじゃない」

「魔法でドレスを作ってすぐに着ているけど限定解除が解けるとちんちくりんの姿で全裸なんだよ、面倒くさい 服代が高すぎる」

「1番の方法は元の姿に戻すことね、もしくは伸縮自在の服を着せるとか」


伸縮性がある素材か〜・・・・・・・


「スライム」

「スライムだとラバースーツよ、可愛くないわ」

「トーカに聞くのが1番か」

「今は忙しそうだから夕食の時がいいわ」


リョウと話終えた。ゲーム時代からリョウは相談役なんだよな、話しやすいし オカマ凄い


「リーチェ、出かけるぞ」

「わ〜い」

「お義兄様、私もお供致します。」

「分かった」


ローレルとリーチェを連れて色々と買い出しへ、ベアトリーチェが解禁されたのはゲーム開始から3年目だったから3年後にはあの美しい姿のままいてくれると思うけど、さっさと鍛えて元の姿にいてくれる方がな


ローレルとリーチェはとても仲が良く友達のような感じなのか?見ていて微笑ましい


「ゼロ様」

「どうした?」

「あれ欲しいです。」


ローレルとリーチェが見ていたのは高級そうな宝石店で外からガラス越しに店内を見れるようになっており、リーチェが欲しいと言っているのは血のように紅い宝石が埋め込まれた指輪だった。


とりあえず『鑑定』すると宝石の名前はブラッディストーンでベアトリーチェに必須過ぎる物だった。

ゲーム時代、ベアトリーチェはあれを付けてたし ドロップアイテムには存在しなかったんだよな


「1000万までなら出せるから買ってやるか、ローレルは何か欲しいか?」

「お義兄様からのプレゼントですか?私はお義兄様から色々といただいておりますので充分です。」

「分かった、付与したペンダントだな」


宝石店に入り、ブラッディストーンの交渉へ、800万の所を500万に下げ、その他諸々を買わされて850万払った。


「帰ってからな、ここで渡して落としたり失くしたりすると大変だから」


拠点に帰宅、自室でローレルに渡すペンダントへ付与を行い、リーチェにブラッディストーンの指輪を渡すと


「ゼロ様、嵌めてくださらないかしら」


人差し指に指輪を嵌めるとリーチェの姿が


「少し大きくなったか?」

「あら、そうね 」


身長も少し伸びて胸もローレルくらいは成長していそうだ。


「ローレルに会ったら驚かれないか?」

「種族が違っても彼女とはお友達よ、ゼロ様」

「まだ、服の問題があるだろ」

「元の姿になったら欲情してくれるのかしら」

「ほんの数分だろ、完全に戻ってから言え」


夕食時にトーカから全員分の防寒着が完成したと報告があったが少しだけ成長したリーチェを見て、採寸から作り直しする羽目になり、めっちゃ怒られたのだった。









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