初めてのゴブリン狩り2
「Freedom Resurrection Online」もよろしくお願いします。
昼食後は川で石切や丸い石を見つけてキャッチボールをした。そんなことやってる場合かって?意味はある
石切をする事で『投擲』のスキルレベルが上がるしキャッチボールをすることで『投擲』もだが『掴む』スキルを覚えれたりする。
『掴む』は名前の通り掴む スキルレベルを上げればファイヤーボールくらいを掴んで『投擲』で投げ返すくらいの芸当ができる 投げナイフとか矢もいける
「そろそろ行くか」
「そうね、夕方までには帰りたい 野宿は嫌」
森の中を進んでいると無惨にも殺された動物の死骸を発見した。死体の損傷は酷かった。
「ゴブリンの仕業だと思う?」
「やつら雑食だからな、太い骨もないし」
ゴブリンは殺したハンターの武器や動物の骨を武器にすることが多い、繁殖力、女性なら種族関係なく捕まえてきて苗床 ゲーム時代は苗床の女性はモザイクだった。これはオークとかコボルトにも言えることだ、とりあえず女性が先に狙われる
「ゼロ」
「どうした?」
「フォロー、よろしく」
「ゴブリンから純潔くらい守ってやるよ」
「うわ〜ダサい、もっとまともな台詞ないの?」
「四六時中、どうしたゴブリンか?にするぞ」
「どこのゴブリンスレイヤーよ」
森の中を進むと洞窟を見つけた。しかも洞窟の入口にはゴブリンが2体いる。
「ゴブリンの根城確定だな」
「入口のゴブリンくらいなら『投擲』で殺れるでしょ」
俺とトーカの『投擲』のスキルレベルは5、スキルレベルは10段階 職業のレベルも下級、中級、上級、最上級と分けられており、下級だと10レベルでカンストする。
『投擲』レベル5だと貫通が追加されている 10だと質量無視が付くが投げる物も大きすぎると投げれない
俺とトーカは適当な石を拾い、入口前のゴブリンへ『投擲』両方ともゴブリンのこめかみに命中して貫通 声を上げることなく倒した。
討伐証明の右耳を切り落とし、人でいう心臓にある魔石を回収 ゴブリンの魔石はペットボトルキャップより小さい
「トーカ、背中は任せる」
「ちゃんと私を守りなさいよ」
洞窟の中を俺が先頭で進む、耳を澄ませると洞窟の奥からゴブリンの鳴き声が聞こえてくる
隠れて広間の方に到着するとゴブリンの数は8体、1体は杖を持っているためゴブリンシャーマンだろう、そして他のゴブリンよりも大きいホブゴブリンがいる
「雑魚を狩ってから俺がホブ、トーカがシャーマンでいいか?」
「逆でもいいけど」
「もう少しレベル上げてからな、1人4体倒せばレベルも上がると思うぞ」
俺の『剣士』はレベル3、トーカの『シーフ』も同じくレベル3だ それにホブゴブリンやゴブリンシャーマンはこんな最序盤に出てくるモンスターじゃない
トーカが『投擲』で石を投げてゴブリンを倒し、俺が剣を抜いて姿を現せた。ゴブリンたちは仲間を殺した相手が目の前にいると思い ホブとシャーマン以外は走ってきたがトーカの援護のおかげで数が減っていき、近づいてきたゴブリンは剣を振るい首を切断して3体を倒した。
「トーカ、シャーマンは任せた」
「了解」
ホブゴブリンは手斧を持っており、俺の剣と打ち合いになるがゴブリンよりも力が強いため、打ち負けるため、手斧の攻撃を受け流すとホブゴブリンのバランスが崩れたため、そこを剣で一閃 クリティカルヒットして首を切断した。
トーカの方はシャーマン相手に石の『投擲』でダメージを与えており、シャーマン側も魔法を放つが『掴む』のスキルで魔法を掴んで逸らした。『掴む』のスキルレベルが高ければ投げ返せれたが今はその行動だけでよかった。
シャーマンは自分の攻撃が効かないと理解したが時は既に遅く、懐まで接近され切り落とされた。
「トーカ、終わった?」
「終わって解体中」
俺もホブゴブリンの討伐証明と魔石を回収してから他のゴブリンの死体も回収する物は回収してから燃やした。
帰りはダッシュでケープの街へ到着、ハンターギルドへ依頼達成と素材の買取り 魔石は売らないがな
ゴブリンの根城を潰したことも報告しておいた。
俺とトーカは後日開催されるDランク昇格試験に参加が決定した。




