小規模スタンピード4
森の中へモンスターを蹴散らしながら進む
「トーカ、今の職は?」
「『中忍』よ、『分身の術』『木遁変り身』は使えるわ」
分身の術は本当に分身するのだが実体がないため、攻撃できない 、ヘイトが分身に向けられるため 時間稼ぎにはなる
木遁変り身は自身と丸太を入れ替えて攻撃を回避する忍術、とりあえず丸太を用意しよう
「回避に偏ってるな」
「忍者って上級からじゃないと攻撃技を覚えないから他の職を育ててないと辛いのよ、中級職だとせいぜい避けタンク」
タンクには2種類ある、1つはガチガチの鎧と盾で相手の攻撃を受け切る オーソドックスなやつ
2つ目は避けタンク、軽装で相手の攻撃を最前で避け続ける。防具の防御力を削っているため、攻撃を食らうと運が良ければ即死だろう
「トーカ、身体は大事にしろよ」
「ゼロ、今夜、抱いてあげるわ」
「起きていたらな、」
森の奥を進んでいくと巨大きのこを見つけることが出来た。
「あれね」
「あれだな」
「さっさと片付けるわよ」
「了解」
俺とトーカは『アイスゲイザー』を発動、マーダースレイブファンガスに命中し、氷漬けになり砕け散った。
「これで終わったの?」
「帰ったら分かるけど?」
「帰りましょう」
森を出るため、ゼロとトーカは走り出した。