初めてのゴブリン狩り1
朝、起きると時間は6時30分 安宿のため宿の裏にある井戸で水を汲んで顔を洗わないといけない この部屋から裏の井戸を確認できるため、誰かいないか確認するとじょ、女性が上半身裸で身体を拭いている 大きさは普通で着替える所まで確認 ブラジャーをしているがワイヤーが入っていないのか違和感があった
「まぁ、朝から目の保養だな、眼福眼福」
女性が去ったのを確認してから部屋を出て、裏の井戸へ 顔を洗ってから宿の食堂へ行くと
「時間通りね」
「約束は守る男だからな」
朝食を食べてからハンターギルドへ、ゲーム時代は依頼の争奪戦とか無かったが人気のある依頼は朝一貼られるらしい
ハンターギルドに到着して早速、依頼が貼られている壁には人集りが出来ている。
「狙いの依頼は?」
「討伐依頼がいいかな」
Eランクが受けれる討伐系の依頼はツノウサギ、ワイルドボア、ゴブリンくらいだ ケープの街の周辺に出てくるモンスターはこれくらいだ
薬草の採取は常時受けれる依頼だから適当に採取して持って行くだけで稼げる
俺とトーカは依頼争奪戦に参戦し、俺は取れなかったがトーカがゴブリン討伐の依頼を手に入れた。
「今回は私がリーダーでいい?」
「いいぞ」
クランでレイド戦とかは俺が指示してたな、トーカの仕事はだいたい撹乱と遊撃だったけど
依頼を持って受付けに行き、受領された。ハンターカードは最後に提出して依頼を達成したかどうか書き込まれる仕組みだ
「ゼロ、行くよ」
「おう」
ハンターギルドを出てそのままケープの街を出て森の中へ
「薬草の採取もついでにやっとくか」
「アイテムボックスに入れとけば時間経過しないからいいと思う」
「そこはゲームの時と同じなんだな」
「アイテムボックスは転移者の特典だと考えてもいいかな あと大金」
「魔法書でもいいからあれば良かったんだけどな」
「それは分かる」
草を食べているツノウサギを発見した。トーカが投げナイフを投擲、ツノウサギの首に突き刺さり一撃で即死した。
「お見事」
「投擲スキルは上げてたからね」
「石でも投げれば覚えるんだったな」
「そうそう」
ちなみに俺は『覗き見』のスキルを獲ていた。このスキルレベルを上げれば『透視』になる
ゼロは落ちている石を適当に投げて『投擲』を覚えた
「スキル習得の早さとかも転移特典かな」
「1回で覚えたしな、普通は10回くらい繰り返さないと覚えないもんな」
トーカが仕留めたツノウサギを解体する。解体するのは初めてだが昔から知っているような感覚で解体した。
「ツノが討伐証明だったな」
「うん、お肉は食べれるから昼食ね」
「待て、誰が作るんだ?」
「私、料理できない女子だけど」
「え、写真上げてた料理は?」
「あれスーパーのお惣菜をお皿に移し替えただけなんだけどってなんで知ってるのよ」
「隠していたがコスプレイヤーとーかのファンだ」
名前は桃香、レイヤー名はとーか、ここではトーカ安直じゃね?俺のゼロは色々あんだよ
「初めて聞いたんだけど」
「誰にも言ってないからな、さっさとゴブリン探そうぜ」
「私がリーダーなんだけど」
森の中をさまよいながらツノウサギを狩り、薬草を採取、ワイルドボアがでてきた時はビビったが剣技で倒せた。
ゴブリンを見つけることが出来ずにお昼になり
「こんなところに川があったんだ」
「ここなら焚火をしても火事にならないからな」
ツノウサギの肉を塩で下味を付けて木の棒に突き刺して焼くこれだけで『料理』スキルを覚えたためトーカにもやらせて見ると『料理』スキルを覚えれなかった。
「もしかして、得意不得意が反映されてるのか?」
「そうかも、『裁縫』ならすぐに覚えれると思う。コスはほとんど製作してたし」
「この世界の下着って遅れてるのか?」
「ゴムがないから、ワイヤーがないから将来垂れる未来が・・・・・・想像すんな」
「理不尽」
謎のビンタをくらったダメージ判定もある
昼食後、再びゴブリンを探しに散策へ