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え、別の街、急げ〜

タイラントクロコダイルを狩って帰って来た俺はリョウからとんでもないことを聞かされる。


「ゼロちゃん、怒らないでよく聞いてね」

「分かったからクネクネ動かないでくれ」


リョウのような巨体でクネクネ動かれると気持ち悪い


「スタンピードが起こるのはモッツェール男爵領であってるけどこの街じゃないのよ」

「急いで移動しないといけないってことだよな」

「そういうこと」


俺は女性陣を呼びにリョウは宿の手続きやら馬車の準備をするため、分かれた。

女性陣の部屋をノックするが反応がないため、ドアノブを回すと開いた、カギくらい閉めろよ


「急いで出発だ・・・・失礼しました。」


女性陣は着替え中だった。裸体は見てないが下着姿だったのは幸いなのか?


ドアが開き、トーカが顔だけ出した。


「ゼロ、とりあえず入って 下着姿くらいいつも見てるでしょ」


部屋に入ると着替えの途中でミーティアの緑よりもローレルの赤の方が目立つ、トーカは白でシャルは青だった。


「ゼロ、ついにやる気になった?」

「ミーティア相手だと犯罪で捕まるから、簡単に説明するとスタンピードが起きる街は別にあるので移動します。」

「それは分かったけど、ゼロ、感想は?」

「目の保養になりました。」

「それで」

「欲情しましたか?お義兄様」

「ローレルって以外に大胆なんだな」

「誰か『色欲』とか持ってないか?」


大罪スキルっていうのがある。『傲慢』『強欲』『嫉妬』『憤怒』『色欲』『暴食』『怠惰』の7つ、これもスキルでありどれも強力な反面デメリットも大きい


「全員、持っていませんわ」

「ならいいんだけど」

「あら、ゼロさん、『ラッキースケベ』がありますわ」

「それのせいか」


『ラッキースケベ』ストーリークエストのキャラに対してエッチなことが起きる。好感度が下がることはない


確かこんな感じのスキルだったな、偶然着替えを覗いたとか風でスカートが捲れたとかだ。現実になった今、相手は誰でも発動するのだろうか

ちなみにこのスキル、自動で削除、封印、キャンセル不可だ。それよりもシャルが『鑑定』を使ったってことは俺の『透視』がバレてしまったのか?


着替え終わった女性陣は荷物をまとめて部屋を出ていく、最後に出るのはシャルだ


「いつでも覗いていいですから」


完全にバレた。


宿の前ではリョウがすでにスタンバっていた。


「みんな、遅いわよ」

「ごめんなさい、リョウ姐さん ゼロがラッキースケベしたから」

「あらん、そうなの」

「そうそう」

「リョウ、待たせた」

「行くわよ」


カプーゼの街を出て南下していく


「ゼロちゃん、この辺り『タイラントクロコ』が出現するわ」

「リョウ、すでに狩った後だ」

「そうだったの〜〜おい、さっさと言えや」

「すんませんでした。」


ドスの聞いた、重低音ボイスガチで怖い


門が閉まるギリギリでスタンピードが起きる街でモッツェール男爵の屋敷がある。メルティングに到着した。


厩舎がある宿に泊まることになり、その夜、寝付けれない俺は街のバーへ


「果実水」

「まぁ、あるが酒を頼めよ お客さん」

「酒が飲めないんだよ、飲んで2秒以内にリバースすんぞ」


カウンターで果実水を飲みながら隣を見ると気落ちしている見たことある人物が


「おい、シロウ」

「幻聴か、あいつらがいれば俺の役目もな〜はぁ~」

「横を見ろ、ぶっ飛ばすぞ」

「あん‼ マジでゼロだ 俺にとっての奇跡が起きた。」

「状況と戦力を話せ」

「協力してくれんのか?」

「レベル上げに来たからな、来年初端にはこれよりも大規模なスタンピードに参戦予定だ。」

「マジでぶっ飛んでやがるな、場所を変えるぞ」


バーから出て、街の外れに向かう


「状況は日付が変わったな12時間後にスタンピードが発生、勝利条件はモッツェール男爵家を生き延びさせること 時間は10時間」

「子供だけが男爵家に変更されているな」

「そうなんだよな、戦力だが俺の他に転移者が2名いる。ここのハンター共は当てにならないから戦力外でいい、そっちの戦力は」

「俺、『千変万化』、『百発千中』、『乙女』、シャルとローレルがいる。」

「『乙女』の姐さんもいんのか」

「リョウに禁句言って殴られたか」

「古傷を抉るな、『狂戦士』手加減の死なないリンチだぞ、あれはやばい」


『手加減』は相手のHPの最大10%しか削らない技、テイマーには必須スキル これ何がやばいってHP1でも手加減を使えば1残る、手加減を使っている限り相手は死なない、リョウがよくやるお仕置き手段


「そっちの2人の転移者は?」

「1人はクラン『金竜会』のウドー、タンク職だ、もう1人はクラン『疾風迅雷』のサクラ、斥候職だ」


金竜会は知らん、『疾風迅雷』は忍者系職の集まりだったな、トーカが顔見知りだったはず


「サクラならトーカの知り合いだろうな、ウドーは知らん 金竜会も知らん」

「俺も金竜会なんて知らんしな、『鑑定』があれば調べれるが」

「ウドーには警戒しておく、サクラの職は?」

「『探索者』だったはずだ」

「じゃあ、これ渡しといて」


木彫りの手裏剣をシロウに渡した。


「お、おおう、『下忍』が出たぞ」

「そういうことだ、頼んだぞ」


俺は宿に戻って眠った。













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