ケープの街
森を歩いて30分ようやく街に到着した。
ゲームだとだいたい30秒あれば着く距離なのにな、歩いていて気づいたことは沢山あった。
まずは視力だ、眼鏡無しで運転ギリギリぐらいの視力だったのがよく見えるようになっている。
近くに流れている川の水面で顔を確認するとゲーム時代のゼロと高校時代の俺の顔によく似ている ゲーム時代のキャラは自分に寄せて作ってたからな。
身体能力は向上している。会社勤めと休みの日はゲーム三昧で碌に身体を動かしていなかったのが嘘みたいだ 身体が軽い
転移する時に身体を異世界に対応できるように作り変えられている?が俺の中の仮説になった。
「よう、兄ちゃん待ちな‼身分確認できる物は?」
ゲーム時代は街に門番なんていなかった。王都や大都市にはいたが
「田舎からハンターに成りに来たんだ」
「おう、そっか頑張れよ この道を真っ直ぐいった広場の近くだ ドラゴンの旗が目印だからな」
街の中に入ることが出来た。ハンターギルドの場所は知っているが親切な門番さんだった。
転移の原因究明するのもいいし、同じ境遇のハンターとパーティーを組むのもいい、彼女欲しいな 貴族とか王族は勘弁、できれば人かエルフだな 獣人はちょっと、ドワーフの女性はずんぐりむっくりだし
1番重要な問題は『NamelessHunter』に置けるストーリーだ、プレイヤーは名無しのハンターとしてプレイしている。
ストーリーはギルドからの依頼で一緒に行動する同僚がメインの話しになるか依頼主がそのストーリーの主人公になる クリアしても依頼料がちゃんと支払われるだけで拘束時間が長い
最初のストーリーはDランクになってから始まるストーリーだからもしあるとすれば装備をしっかり整えて起きたい
考えて歩いているとハンターギルドに到着、ドアはなく誰でも入れるようになっているため、ギルドの中へ
ギルドの中は依頼の受付けや買取りができる受付所があり、酒場は併設されている 昼間っから酒を飲んでいるハンターもいるが無視でいいだろう
ハンター登録をしに受付けへ
「ハンター登録をしに来たんだが」
「それではこちらの用紙に必要事項の書き込みをお願いします。文字が書けないようでしたら代筆も可能ですが」
羽根ペンにインクを漬けてスラスラと書いていく
ゼロ 16歳 男 人間 職業 村人
ステータス画面を見れば分かるが俺の職業は彷徨いし者
彷徨いし者:異世界から転移した者たちの総称
紙に必要事項を書き終え、ハンターカードの発行手続きが終わった。ハンターカードを落とした場合などのよくある説明も受け 今日からEランクハンターになった。
EランクからDランクへの昇格試験では盗賊を殺さないといけないのだがゲームではなくなった今、俺には出来るのだろうか?
Eランクで受けれる依頼を確認しているといつの間にか隣に女性がいた。
「あ、その顔もしかして『虚無のゼロ』」
「お前には言われたくない『千変万化のトーカ』」
トーカはクラン『孤高の狼』所属で斥候、潜入、暗殺まで可能だ。
「お互い二つ名で呼ぶのはやめようか」
「あ、ああ、そうだな」
「教会には?」
「今日中に行く予定だ」
「なら、私も行くよ 色々と話したいこともあるし」
ハンターギルドを出て、教会へ向かう道中
「ゼロはここに来る前何してたの?」
「『超時空の覇者デウスウルゴス』を倒して力尽きてた」
「私は撮影会終わりに打ち上げしている所だったわ」
話しているといつの間にか教会へ着いた。




