その頃、馬車では
馬車の中
「トーカ、リーチェとクレナイも数に入ってるのおかしくないか?」
「見た目が人だからありでしょ」
「そんなもんか?」
「そんなもんよ」
クレナイはロビンと一緒にパンちゃんと遊んでいる。パンちゃんは自分より小さい者には心優しいカンガルーなのだった。
「パンちゃん、ベビーシッター向きだよな」
「クレナイには勝てないから本能的に従ってるんじゃない?」
ゼロとトーカはパンちゃんたちを観察しながら考察している。
「ご主人様、紅茶を淹れました〜」
リーチェはフリフリのメイド服、スカート丈が短すぎるが個人的にガーターベルトがいい感じ なぜかメイドをしている。
俺とトーカはお礼をいいながら紅茶を飲んでいるが
「渋すぎよ」
「リーチェ、お湯を注いで何分測った?」
「5分」
「そりゃ、渋いわ」
リーチェも飲んでみると
「普通に美味しいですわ」
今日、始めて知ったことはリーチェの舌は血の味以外馬鹿舌だったこと
「ロビン、クレナイ、おやつの時間だぞ、パンちゃんには果物あげるからな」
パンちゃん、俺が近づくとファイティングポーズを取り出すため、誰かに持っていってもらう
「ほい、パンケーキ」
作ってからアイテムボックスに突っ込んでおいた。
「トーカとリーチェの分もあるからな」
「さすがゼロね」
「渋めの紅茶が合うと思いますわ」
パンちゃんにはクレナイに果物を持たせて渡し、パンちゃん満足そうな顔で食べていた。