フィストロック3
トーカとリョウから『気功術』の使い方から応用まで教えてもらい、リョウと軽く手合わせしながら使い方を覚えていく
「さすがね、ロウやローレルの時はもう少し時間が掛かったけど」
「魔力を気に変えるだけだからな」
「あら〜ゼロちゃん、『気功術』の奥義でも覚えてみる?」
「剣士から格闘家への転向はしないぞ」
「ざんねんね」
気功術の奥義って言うのはかめはめ波みたいな感じの遠距離攻撃、リョウの場合はその奥義に手を加えて改良していたりする。
「ゼロちゃん、ちょうどいい相手が来たわ」
リョウが言うちょうどいい相手は『フレアポイズンリザード』だった。
「ゼロ、頑張れ」
「やる気出てきたわ」
「単純ね」
『フレアポイズンリザード』に素早く近づき、『気功術』で強化された手刀で首を跳ねた。
「「「「「 えええええええ!! 」」」」」
「驚くことか?」
「ゼロちゃん、何したのよ」
「手刀で斬る時に纏った気を電ノコのように高速で回転させて斬っただけだが」
「『気功術』奥が深いわ」
教えたら全員すぐに使えるようになった。
そして、フィストロックの頂上でそいつは待っていた。頭に鉢巻、手にはボクシンググローブ、蹴りも強そうに思える強靭な肉体を持つカンガルーのようなモンスター
「あなた、パンちゃんね」
パンちゃんはファイティングポーズを取り、いつでも戦える合図をした。
「『乙女』レディ・オブ・リョウ、推してまいるわ」
リョウとパンちゃんの戦いが始まった。お互いジャブの応戦、パンちゃんは時々鋭い蹴りを放つがリョウは華麗に避ける。
そして、リョウのジャブがパンちゃんの顔面に命中し、畳み掛けようとするがパンちゃんは鋭い蹴りを放つがリョウはジャンプして躱したがテールスイングを避けれずに命中した。
「やるわね、もっと燃え上がりましょう」