フィストロック2
リアルでロッククライミングは小学生の時にしたかな? カラオケの部屋にあったな
リョウが先頭を行き、掴みやすい所を指示してくれるため順調に登っている
それにしてもロウやローレルはともかくフィリアも着いていけてるのは凄い
途中、休憩する場所はなくノンストップで頂上に到着した。
「少し休憩よ」
「エアーズロックもこんな感じか?」
「もっと安全よ、1度だけ行ったことあるわ」
「俺、海外旅行ないわ」
「オーストラリアは良い所だったわ、標的が昼間っからサーフィンしてるのよ」
こいつ暗殺しに行ってやがる
周りを見るとロウは景色を眺めており、トーカ、ローレル、フィリアは集まっている。
「そろそろ行くわよ、ここからはモンスターも出てくるわ」
しばらく歩いていると、コモドドラゴンっぽいでかいトカゲが現れた。
「不味いわね」
「毒持ちか?」
「あれは『フレアポイズンリザード』皮膚に触れると毒になるわよ、しかも解毒するにも普通の解毒ポーションじゃ回復しないのよ」
フィストロックで初めて遭遇したのは毒持ちのトカゲだった。
「ゼロちゃん『気功術』は使える?」
「実戦で使うのは初めてになる」
「私がレクチャーするわ」
トーカがレクチャーついでに倒すようだ。
「『気功術』は格闘系の職には必須なのよ」
トーカは深呼吸をすると身体からオーラのような物が纏わりついている。
次にそのオーラが両手と両足に纏った。
「ここまでが基本ね」
「オッス」
トーカは『フレアポイズンリザード』をボコボコに殴り倒した。
「こんな感じよ」
「なんとなく理解した。」