ストーリークエスト放浪のシスター6
昼過ぎに目を覚まして起きた。机の上には確実にシャルが作ったサンドイッチが置いてあった。
サンドイッチを食べながら、夜の狩り方を考える
「ただいま~」
「おかえり、シャル トーカは?」
「トーカさんは荒らされた現場を確認してますよ」
「今夜中にケリを着けないと出発し辛いな」
俺は武器や防具の点検、シャルは薬作りを始めた。
この世界に来てから使い続けているショートソードはボロボロであと1回の戦闘に耐えれるかどうか、予備の剣は『月桂樹』から奪った物がある。
防具の方は買い替えてからほとんど攻撃を受けていないため、綺麗なままだ
「シャル、修道服って何着かあるのか?」
「ゼロさん、私の修道服に興味があるのですか?」
この場合どう答える?A 興味がある、B 聞いてみただけ
「興味があるな、1着だけだと大変だなっと思って」
「答えは2着ですよ、ゼロさん、私の匂い嗅ぎます?」
「盛りのついた飢えた野獣になりそうで遠慮する。」
点検が終わり、夕食作りをしているとトーカが帰って来た。
「ゼロ、犯人分かったわ」
「夜行性で警戒心が強い、罠に引っかからないボアだろ」
「それもう答えなんだけど『シャドーウォークボア』よ」
シャドーウォークボア:夜行性のボア、影に潜って移動する。食事をする時は影から出ている。
「ゼロ、分かってるよね」
「毛皮が欲しいんだろ」
シャドーウォークボアの毛皮で防具を作ると『隠密』が付与される。
「出来たぞ」
夕食を食べてから明日の予定を確認
「朝、出発します。明日は野宿確定ですよ」
「シャル、本当に?」
「本当ですよ」
「トーカ、諦めろ」
夕食後、畑から少し離れた場所で周圍を確認したがまだおらず、時間だけは過ぎて行く
「時間は2時、そろそろだな」
ゼロは畑の方を確認すると1匹だけ現れた。その1匹は畑で作られている野菜を食べだした。
ゼロはその場で『投擲』を使い、シャドーウォークボアの頭に命中して倒し回収するために移動
死体まで移動してアイテムボックスに収納してさっさと泊まっている家に帰り眠りについた。