ローストビーフ
ミーティアがやらかしたせいで貴重な上質な肉が無くなった。
「でもゼロちゃん、ゼロちゃんが狩ったゴールデンホーンバッファローはローストビーフになっちゃてるわ」
「調理の手間が省けていいんじゃね?」
「それもそうだけど量が量よ」
「クレナイが食べる」
夕食は大量のローストビーフと白米、テールスープになった。
「うまっ、焼き加減最高ね」
「真っ二つに切ったら作れたぞ」
「相変わらず、ゼロは何かがおかしいわ」
トーカに言い返せない自分がいる。
「ガウガウガウ」
「クレナイ、おかわりはいっぱいあるからな」
手で持ってローストビーフを食べてるクレナイに癒される チャオチュールを食べる猫を見ている気分
「王宮の食事よりも豪華ですわ」
「妖精族はお肉なんて食べないけど、美味しいわ」
感想よりも君たちの抱えている爆弾なんとかして
大量のローストビーフはロウとクレナイのおかげで無くなったけど。
「う、動けないっす」
「食べ過ぎだな」
「うっす」
それに比べてクレナイのお腹はぽっこりしていない
馬車は自動運転で走らせているため、明日には国境に到着するだろう。ゼロは自室でクレナイと一緒に寝ると
起きると目の前に裸の女の子が寝ていた。年齢は6歳くらいで紅い髪をしている
「2度寝するか」
ゼロは2度寝をしていると顔を叩かれているため起きると紅い髪の女の子が俺のシャツを着ている
「クレナイ?」
「そうよ、我が主」
「元に戻れるのか?」
「戻れるわ、こっちの方が楽しいから」
クレナイの服をなんとかするためトーカの部屋へ
「トーカ、服を作ってくれ」
「誰の?」
「この子の」
「ゼロ、どこの子?」
「クレナイだけど」
「我の服を作って欲しい」
「本当にクレナイなのね」
トーカはクレナイの採寸を図り、クレナイの服を作り出した。




