その後
ロウとローレルが匿った、皇帝一族を引き連れて見る影もないほどボロボロの玉座のにやって来た。
事後処理はリョウに任せよう、俺はいつもデスクワークで営業周りとかしたことないし
補佐にトーカがいるから大丈夫だろ、ホワイト企業勤めで会社の人にバレないようにコスプレしてたみたいだし
それにしても話が長い
「ゼロさん、私、何もしてないですよ」
「俺がブチギレってやってしまったな」
「どうしましょう」
「う〜ん、今度、天使系のダンジョンでも行く?」
「いいですけど、Gっています?」
「いないけど、蛇ならいた気がする」
「Gよりましですかね」
今後、種族悪魔のプレイヤーと遭遇するかも知れないし、特攻武器は持っておきたい
天使系のダンジョンは今まで行った国にはない、別大陸にあるバージョン4.5の時に追加されたけどバグが多くて1週間メンテに入ってようやくって感じで更新される事に少しづつテコ入れが入っていたな
「なんか、約束したことを忘れているんだよな」
「ゼロさん、蟹が食べたいです。」
「おふくろと同じことって思い出した。海だ海」
「海ですか?」
「タリア王国からラ・スフラン聖王国、海に行くって話をしてたんだよ」
「季節的に春だから寒いですよね」
「それはそうなんだけど」
カノンと話をしているとリョウとトーカがやって来た。
「話は終わったわ」
「お金は拒否したわ、復興費に修繕費が必要だと思う」
「皇女か皇子を娶らないかと言われたけどそれも拒否したわ、どちらも護衛系ストーリークエストが発生するから」
「何をもらってんだ?」
「土地の権利書、といっても未開地の場所だから誰もいない場所よ」
この土地が後々、やばいことになるとは今の時点で何も分からなかった。
「帰るか」
「美味しい物でも食べて今日は寝ましょう」
「リョウ姐さん、性の付くもの」
「トーカちゃん、今日はダメよ 寝れなくなっちゃうわ」
城を出て馬車の方へ帰った。




