リョウ・ザ・ブートキャンプ5
夜まで時間があるため、料理の他に風呂の準備、そこはミーティアにやらせた。
トーカたちが帰って来たタイミングで料理が完成し、全員で食事
「ローストオーク、美味い」
「オークシチューにオーク揚げ、オークの角煮もあるわよん」
オークシチューはビーフシチューのオーク肉版、オーク揚げは唐揚げのオーク肉版、あと酢オーク、オーク汁もあるぞ
「ハイオークの根城はどうだったんだ?」
「ハイオークの集落?村みたいな感じね、人質がいなかったのが幸いかな」
「その代わり、死体の臭いがきつかったっす」
狼獣人のロウの嗅覚は狼や犬と同じで鋭いから仕方ない
「夜、襲撃ですよね?お義兄様」
「そっちの方が楽だろう、ハイオークの種類は?」
「ハイオーク、ハイオークアーチャー、ハイオークソルジャー、ハイオークマジシャン、ハイオークジェネラル、ハイオークキングよ」
「アーチャーとマジシャンから仕留めるかな」
「狙撃なら任せなさい、リルファあなたもよ」
「え、あ、はい」
遠距離攻撃を持つやつを最初に叩くのはセオリー
食事後、女性陣にお風呂を先に入らせてから、男が入る。その後、交代で見張りをしながら休息を取る
「酒は帰ってからだな」
「しかねぇ~っす」
休息を取ってから見張りを交代して夜を待った。
「手はず通りに行きますか」
ゼロたちはハイオークの根城に向かって動き始めた。




