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ストーリークエスト放浪のシスター2

朝、目を覚ますと布の擦れる音が聞こえたため、音のする方を見るとシャルが着替えていた。

下着姿でガータベルトをって白い下着が色々と台無しになっている気がする。トーカもだが白い下着といっても純白な白じゃないし、どっちかといえば下着の形がブリーフなんだよな、ブラジャーの方もカップのような物は付いていないし、どんなに大きかってもどんなに美しい美乳でも最終的に崩れてしまうこれは大問題だ


着替え終わったシャルはそのまま朝食を作り始めたため、俺も起きることにした。


「おはようございます。ゼロさん 朝食を作っていますのでお顔でも洗って来てはどうですか?」

「そうさせてもらうよ」


女性の下着問題をなんとかした方がいいのか?でもバージョン4.0から下着の色や形を変えれるようになったな、男はブリーフ、トランクス、ボクサー、ブーメランを選べれるようになっていた。カラーバリエーションも豊富で柄や模様、クランシンボルを下着に付けれたりする

女の方は知らないんだよね、俺、男だもん


村の中央にある井戸で水汲みをして顔を洗ったが寝起きでボケていたのか下着のことを考えていたのか


「俺、魔法使えるじゃん」


寝泊まりしている家に帰ると朝食のサンドイッチが完成しており、トーカも起きていた。


「おはよう、ゼロ」

「ちゃんと起きてる」

「お酒を飲まなかったら起きれるわよ」

「それではいただきましょうか」


朝食のサンドイッチを食べた。美味しいけどこれが当分の間、毎朝、具材の変更もなしに出される。具材だけ作り置きしておけばなんとかなると思う


「シャル、今日は」

「朝から昨日の続きですね、昼過ぎにはこの村を出て次の場所へ行きます。今夜は野宿確定ですけど」


俺とトーカは目が合った、今夜がラッキースケベイベント確定だと


朝食後、俺は野菜の収穫の手伝い トーカは裁縫など細かい作業、シャルは治療やら薬を作ったりと忙しかった。昼前には作業を切り上げて昼食を作った。ケープの街で買ったコッペパンに切り込みを入れて野菜と焼いて細かく割いた肉を挟んで完成 これなら歩きながらでも食べれる


使った空家を掃除して昼過ぎに村を出た


「これ昼食、歩きながらでも食べれるようにしておいたから」

「ソーセージが食べたくなる」

「とても美味しいですね」


豚の腸があればソーセージを作れると思うけど、オークの腸でも使えるのか?


「ゼロ、3体?6体?とりあえずモンスターが来るわ」

「数が適当だな」

「食べ物の匂いに釣られたのでしょうか?」


狼に跨ったゴブリン、ゴブリンライダーが3体現れた。

俺とトーカは『投擲』で狼を最初に潰した。敵の機動力を潰すのは戦いの定石だ。


「お手伝いしましょうか?」

「シャルの護衛が俺達の仕事だからな」

「そうそう、シャルは危なくなったら手を出してくれたらいいから」


「『ストーンアロー』二重デュアル


石の矢が狼から転げ落ちたゴブリンたちの頭に突き刺さった。

ゲーム時代からあった裏技の1つ、1回の魔法で2回発動する。消費するMPは2倍だがクールタイムはそのまま、この裏技は初級魔法だけのみ三重トリプル4クアッドまで使うことが出来る こっちだとイメージすれば出来るから儲けもんだ

残りのゴブリンライダーはトーカが瞬殺していた。『剣士』と『魔法使い』もカンストしているし


「剥ぎ取って燃やすか」

「そうね」

「お二人とも強すぎませんか?」

「そんなことないよ」

「私たち下級職よ」


シャルロットは僧侶と戦士、格闘家をカンストしており、中級職のモンクもカンスト、今はプリーストを育てているのを俺は知ってるからな

それに下級職を複数育てれば中級職の派生が増えることを教会と国が黙っていることも知っているからな

バージョン6.4でこの辺りのストーリークエストが


「シャル、職業関連のことは国と教会が秘匿しているだろ他国で同様なんだけどね」

「異端審問?」

「そんなことしません。誰にも言いませんわ」


ゴブリンライダーの処理も済、川の近くで野宿することにした。


「明日の昼頃に到着予定になりますね」

「朝早く行動だな」

「お酒は当分の間控えるから大丈夫だもん」


野菜のスープとパン、釣った魚を焼いた夕食を食べた


「水浴びしてきますね」


シャルは川の方へ向ったため俺とトーカは行動を開始する


「考えたわね」

「茂みよりも木の上の方が見やすいだろ」

「ゼロ、私この世界の下着事情をなんとかしたい」

「考えることは同じか あのおっぱいを垂乳から守れるならやるべきだ」


俺とトーカは水浴びをしている全裸のシャルを見ながら真面目な話をしている。


「綿素材がベストだな、ポリエステルは合成繊維だから作れないと思う」

「カップはどうしょう」

「胸の成長で買い替えないといけなくなるだろ」

「あ〜経験ある」

「ちょっと気になるけど、伸縮自在な素材がいいと思う」

「少し考えて見るわ」


シャルは川から上がり、布で身体を拭いている


「戻るぞ」

「理想的な身体よね」

「人気が高い理由がわかったな」


テントの前に戻り、焚火越しに紅茶を飲んでのんびりしているように装った。


「とても気持ち良かったですわ、トーカさんも行ってきてわ」

「そうしょうかな、ゼロ覗くな」

「シャルに見張っててもらうよ」

「大丈夫ですよ、ゼロさんは私が責任をもって見張っていますから」


トーカは川に向った。


「ゼロさん、私にも紅茶を淹れていただけませんか?」

「いいよ」


カップに紅茶を注いでシャルに渡した。


「とても美味しいです。」

「それは良かった」


シャルの距離は少し近いが談笑した。


「ふぅ〜ゼロも行って来たら」

「おう」


水浴びをしに川へ


「冷た、よく水浴びしたよな」


川の水は冷たかった、水風呂といい勝負


水浴び後、前半はトーカが先に見張り、後半は俺が見張りをした。

こうしなければ朝食サンドイッチ地獄から逃れられない


トーカと見張りを交代し、ゆっくり朝食を作りながら朝焼けを迎えた。




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