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第25章 舞い降りた天使②

舞い降りた天使②





▪️▪️▪️▪️





「お館様、新たな異世界召喚を行う星が発見された模様です」


9月20日朝食後、ゼグドロからの最初の報告はそれだった…………


「やっぱり、まだ有るよなぁ〜〜…………。

まあ、そうなるんじゃないかとは、思っていたんだ…………」


残る異世界召喚惑星は後イプシロンのみとなっていた訳だが、予想通り新たな異世界召喚惑星が見つかった。


こうなるのも当然で、賢王が行っていた異世界召喚惑星探しよりもクルス商会研究部の行っている方が、圧倒的に人数も多く設備も充実させているので見付けるペースも早い。


後一ヶ所と云うタイミングで見付かったのは少し微妙ではあるが今後も次々と見つかる可能性が高いのだ。



「報告によりますと、今のところ魔導神の介入は見られず、大きな争いも無い様です。

魔導具の開発に力を入れている星の様で、異世界への干渉の研究結果として、異世界召喚魔導具を作成した様です」


「なるほどな、魔導具の使用条件と効果や規模は分かっているのか?」


「今回確認出来た結果で言えば、使用条件は無い様ですが、使用後に大陸規模で魔力が枯渇した様です。


効果と規模は1人を召喚したのみだった様ですが、1点気になる点があるらしく、念の為、お館様に来て頂きたいそうです」


「召喚された者に、何か有るのか?

分かった。このまま、研究棟に行こう」





「…………天使か……此れはまた…………」


賢王から渡された、“スキル 万物の記憶”の魔導具に、“スキル 暗視”と“スキル 遠視”を組み合わせて、更に重複させたり魔導頭脳を組み込んだり天の雫でのエネルギー供給をしたりと、数々の改良を加えた、他惑星観測室は、モニターで埋め尽くされた部屋と化していて、その奥に特定の星を継続観測する為の別部屋が幾つもある。


その1室にて、問題の惑星、追加命名惑星イオタの状況説明を受け、実際に確認を行った。



その結果、召喚されて居たのは、オレ達が元居た世界からでは無く、更に別の世界か別の星から召喚された“天使”だったのだ…………


ふわふわとウェーブの掛かった白銀の髪に、おっとりした感じの女性の天使だった。



“天使種族”では無く、“天使”だ。

見た目も違う。


天使種族は皆、1対の翼と2、30cm程の天輪が頭の直ぐ上に有ったが、天使は3対6枚の翼で、天輪も頭上50cmくらいのところに、1mくらいの大きさのモノが有る。



少し気になって、“スキル 森羅万象”を使う。


『森羅万象、“この天使”以外の天使は、この世界に居るのか?』

『居る』


『何人だ?』

『5人』


『その5人は、“この天使”と同じ別の世界から来たのか?』

『否』


『その5人は、この世界で産まれたのか?』

『否』


『この世界で産まれた者と別の世界から来た者がいるのか?』

『是』


『…………なるほどな……。

森羅万象、“知恵の実”を食べた者は、種族が進化する可能性が有るのか?』

『是』


『……やっぱり、そうか…………。

その5人の内、“魔導神クスレンの周囲100km圏内に居る”のは何人だ?』

『4人』


『じゃあ、“魔導神クスレンの周囲100km圏内に居る”ハイエルフと大魔王は何人だ?』

『ハイエルフ2人、大魔王0人』


『大魔王は居なかったか。

しかし、“天使”4人に“ハイエルフ”2人。


此れはきっと、“魔導神が集めている”な…………。


魔導神は、聖樹を植えて、上位種族を生み出す事が目的かもしれないな…………』



「研究部長、このイオタに関する情報を大至急集めてくれ。


ゼグドロ、イプシロンへの交渉計画は一旦保留にして、先にこのイオタの天使との接触を行う。

明日、会議を組んでくれ」


「「畏まりました」」





「…………と、云う訳で、“知恵の実”は、“過去を犠牲にして、潜在能力を引き出して、進化を促す効果”だと言う事が分かった。


但し、あくまで“聖樹が時間を掛けて育てたモノ”、“聖樹がランダムに選んだ相手”、“可能性を与えるだけで、失敗しても過去を失う”と、云う条件の下でしか効果が無い。


おそらく、“等価交換の理”の追加効果だろう。


オレが魔力消費だけで同様の効果が得られるモノを試しに作ったが、失敗した。

魔力だけで行う場合は、魔力消費が多過ぎて、現在オレの知識に有る物質では不可能だった」


「…………つまり、私は“運良くハイエルフになれたエルフ”って事?」


「ああ、おそらくな。


森羅万象に確認したが、アルファにはハイエルフはクリシュナ1人だが、魔導神のところに、もう2人ハイエルフが居る事が分かった。


そして、天使種族では無く、天使が4人、魔導神の下に居る」


「魔導神は、上位種族を生み出す為に各星に、聖樹を植えて人間を作っている。

そして、上位種族に至った者を集めて、戦力にしているという事ですか?」


「いや、キスラエラ。

必ずしも、戦力とは限らない。

研究素材や実験材料の可能性も有る。


オレは“生命を作ったり、弄ったりする事”を自ら禁じているから、実際には“スキル 創造”で、何処まで出来るか分からないが、もしかしたら、一定以上の種族を作る事が出来ないとか、作る為の情報が足りないとかで、現在も“生命を作る実験”を行っている最中かもしれない」


「なるほど、その可能性の方が高いかもしれません。


研究部の集計でも、魔導神がヒトを作った場合の殆どの星で複数の種族を作っております。

しかし、少なくとも現在発見出来ている惑星では、アルファ以上の種族の種類はおりません。


もしかしたら、その都度、必要な種族に“知恵の実”が渡る可能性が高くなる様にしているのかもしれません」


「まあ、どう言った目的を持っていようと、今の段階では全て予想でしかないが、上位種族を集めている可能性自体は高いと思う。


そこで、今回現れた、“天使”だ。


出来れば、魔導神よりも先に接触したい。


魔導神が、どういった技術を持っているかは不明だが、ウチよりも優れた観測技術を持って居た場合、既に発見して行動を開始している可能性も十分にある。


“天使”の扱いに関しては、接触してみてからになるが、危険度に関しては天使種族よりも高い。


レベルは2億で、天輪の力は、“天変”、“天壁”、“天閃”、“天闇”、“天身”の5つだ。


重力壁で身を守り、姿を自由に変え、物質を作り変え、光と闇を操る事が出来る。

戦闘能力も高いと考えるべきだろう。


今回は、4部隊での行動にする。


第1部隊は、オレと共に天使と接触。

第2部隊は、異世界召喚魔導具と研究資料の強奪。

第3部隊は第1部隊、第4部隊は第2部隊の後方で待機だ。


惑星イオタ自体は、特出した戦力は見受けられないが、魔導具の作成に特化した星だ。

予想外の兵器や罠などの可能性も十分にあり得る。


それを踏まえての人選を行っていく」



こうして、急遽発生した、“惑星イオタの天使問題”に対して、出来る限りの安全策を準備して挑んだのだが…………






▪️▪️▪️▪️





「……………………」

「……………………」





天使は、召喚された後、ふらふらと移動して、別の街にいた。


なので、シルバーウィングは異世界召喚魔導具の有る街と天使が居る街との中間に降り、そこで待機。

オレ達だけで、天使の居る街に飛んで向かった。



“スキル 索敵”の範囲100km圏内に天使を捉えて、速度を落とすと天使がオレ達に気付いた様で、此方に向かって来た。


丁度、拓けた草原が有った為、そこに降り立って天使の到着を待って居ると天使は到着するなり、無言でオレの前に跪いたのだった…………


しかし…………



「…………食事中だったのか?」


「はいぃ」



彼女は、正に絵に描いた様な天使な格好をしていた。

白い薄手で胸元の拓けたノースリーブワンピースを纏っていた。


だが、跪く瞬間に見えてしまった…………


小さな子供が、初めて自分でミートスパゲティを食べたかの様に、口の周りも、胸の谷間も、白い服も、ケチャップだらけだったのだ…………


それはもう、盛大にケチャップだらけだ…………



「…………話しがしたかったんだが、その前に、先ずは口の周りを拭いて、着替えたらどうだ?」


「はいぃ、畏まりましたぁ」


そう言うと、天使はガバッと服を脱ぎ、その服で口の周りをゴシゴシ拭いて、“ディファレントルーム”から新しい服を出して、また、ガバッと着た…………


服装から予想出来てはいたが、もちろん、ノーブラだ。

一応、下は履いていたが…………


そして、確かにオレは、“口の周りを拭け”とは言ったが、胸の谷間は、ケチャップだらけのままだ…………


「…………名前は?」


「L 槙田 エル マキタ と申しますぅ」


「じゃあ、エルで良いか?」


「御随意にお呼び下さいぃ」


「エル、おまえ、みんなからガサツだって言われるだろ?」


「!!はいぃ。やはり、神には全てお見通しの様でぇ…………」


「いや、誰が見てもお見通しだろうが…………。

それより、オレが神だって分かるんだな」


「はいぃ、もちろんで御座いますぅ。

私共、“天使”は、神にお仕えする為だけの存在で在りますれば、神を見間違える事は御座いません〜」


「…………そうか……。

なら、色々と聞きたい事が有る。

先ずは神に仕えるとの事だったが、神が複数居て敵対していた場合はどうなる?」


「その場合はぁ、より神格の高い神に従いますぅ」


「その神格は、どうやって見分けるんだ?」


「戦いに勝利した方が神格が上になりますぅ」


「戦った事の無い神同士だった場合は、どうやって比べるんだ?」


「その場合は神格に優劣は御座いません〜」


「なら、その時はどっちに従うんだ?」


「先に主従関係を結んだ神に従いますぅ」


「なら、おまえが現在、主従関係を結んでいる神は、何人いるんだ?」


「…………おりません……」


「…………ガサツだから、クビになったのか?」


「!!いえ!!決して、ガサツだからでは有りません〜!!

摘まみ喰いと宝剣を折ってしまった事を咎められて暇を出されただけでぇ、決して、ガサツだからでは無いのですぅ!!」


「…………ガサツだから、宝剣を折ったんじゃないのか?」


「いいえぇ!!

私共はぁ、細心の注意を払って、宝物庫で遊んでおりましたぁ。


しかし、運悪くぅ、お尻が宝剣に当たってしまいぃ、更に運悪くぅ、落ちた宝剣がぁ、下に有った宝剣を折ってしまったのですぅ!!」


「…………何故、宝物庫で遊ぶ…………。

まあいい、それでおまえはオレを見つけて、食事をそっちのけで雇って貰う為に飛んで来たのか?」


「いいえぇ、滅相も御座いません〜。

神のご意志こそが全てで御座いますぅ。

私如きに願望などと云うモノは御座いません〜」


「なら、必要な情報を得たら、おまえを此処に放置して行っても問題は無いんだな?」


「…………はいぃ……。

全ては神のご意志のままにぃ…………」


「そうか、なら話しだけ聞こう。

オレの配下に、自分の意志や意見の無いヤツは必要無いからな」


「!!有りますぅ!!意志、有りますぅ!!お願いしますぅ!!

どうか、どうか、お仕えさせて下さいぃ!!この通りですぅ!!」


エルは、もはや、うつ伏せの様な土下座をした…………


ガサツで、ドジで、プライドも無い。

天使とは一体何なのか…………



更に、エルの称号だ。

熾天使 セラフィム オレでも知っている。最上位の天使だ……

此れが、最上位の天使の姿なのか…………



「…………何で、そんなに必死なんだ?

別に神に仕えるだけが、人生じゃ無いだろ?」


「いいえぇ、神に仕える以外の選択をした時点でぇ、“天使”では無くなってしまいますぅ」


「……天使種族になるって事か?」


「はいぃ…………」


「だから、そんなに必死ないか?」


「それも有りますがぁ…………。


そのぉ…………。


もう、食い逃げ生活が限界でぇ…………」


「…………其れはつまり、おまえは、この世界に来る前から食い逃げで生きていたと?」


「はいぃ、恥ずかしながらぁ…………」


「つまり、オレに仕えながら、食って行けるだけの給料が有れば良いって事だな?」


「いいえぇ、滅相も御座いません〜。

お仕えさせて頂ければぁ、お給料は必要有りません〜」


「?食事が出れば、給料は要らないって事か?」


「いいえぇ、神のお情けを頂ければぁ、食事は必要無いのでぇ…………」


「…………は?」


「そのぉ……。天使はぁ、神に定期的に抱いて頂ければぁ、食事は必要有りませんしぃ、必要な物はぁ、“天変”でぇ大抵賄えますのでぇ…………」


「…………なんだ、その、肉欲に塗れた神と天使の関係は…………。

なあ、エル。天使で在る事のメリットは何なんだ?

天使種族になったら何が困るんだ?」


「メリットと申しますかぁ、天使で在る事はぁ新たな神を産める可能性が有る事で御座いますぅ。

天使種族になって困る事はぁ神を産めなくなる事とぉ天輪の力を大きく失う事で御座いますぅ」


「神が産めたら、おまえに何か良い事があるのか?」


「新たな神を産む事はぁ、最も名誉な事で御座いますぅ」


「…………完全に神にとって都合の良い女以外の何者でも無いな、天使って…………。


まあ、この話しはもう良い。

じゃあ、おまえはウチで雇ってやる。

さっきの主従関係っていうのは、何か特別な儀式の様なモノがあるのか?」


「いいえぇ、神のお言葉だけで十分で御座いますぅ」


「なら、今からおまえはオレの配下だ。


それじゃぁ、おまえが元居た世界の情報が欲しい。

大まかな情報から教えてくれ」


「はいぃ。私が居りました世界はぁ、神々の世界ミクチュリアのドゥアールですぅ。

神々の世界ミクチュリアはぁ、14柱の大神と2,000柱の神が治めぇ、あらゆる生物が住まう世界ですぅ。


私が居りましたドゥアールはぁ、この中層世界、アールドゥアーデの上位に存在する世界ですぅ。

中層世界や下層世界の様にぃ、宇宙や星と云ったモノは無くぅ、海と空が永久に続きぃ、14の浮遊大陸の上にぃ、生物は暮らしておりますぅ。


ドゥアールはぁ、その浮遊大陸の1つで御座いますぅ」


「因みに、下層世界は何と言うんだ?」


「この世界の下層世界はぁ、アールデで御座いますぅ」


「上層世界や中層世界、下層世界は複数有るのか?」


「神々の世界はぁ、1つだけで御座いますがぁ、中層世界と下層世界はぁ、14づつ御座いますぅ」


「…………14柱の大神が作った、若しくは管理している世界と言う事か?」


「若干異なりますぅ。

14柱の大神がお作りになられたぁ、14の浮遊大陸からぁ、中層世界が産まれぇ、中層世界の魔力を失った星々が落ちて行ったのがぁ、下層世界で御座いますぅ」


「…………太陽の魔力が尽きたら、星系ごと下層世界に行くと言う事か?」


「仰る通りで御座いますぅ」


「その星系に居た生物はどうなるんだ?」


「下層世界に落ちる際にはぁ、太陽が全て呑み込んでしまいますのでぇ、生物は生き残る事は出来ません〜」


『…………ブラックホールみたいな感じか?

で、全部呑み込んだ太陽が下層世界で、ビックバンを起こして星系を新たに作って行くのか?


…………しかし、今の説明だと、何かが引っ掛かるな…………


何か、天使は神の奴隷同然の様な感じだし、エルの話しに“嘘”は無い様だが、もしかしたら、神の言った事自体が“嘘”の可能性も有る。


全面的には信じない方が良いかもしれないな』


「じゃあ、此処の上位に有るドゥアールの大神は誰なんだ?」


「ドゥアールを治められておられるのはぁ、応龍様で御座いますぅ」


「…………応龍か…………。


神は、中層世界とミクチュリアとを行き来出来るのか?

其れとも、ミクチュリアのヤツらはみんな行き来が出来るのか?」


「世界の行き来が可能なのはぁ、特別な御力を持たれた一部の神だけで御座いますぅ」


「どんな力で、何柱の神が使えるんだ?」


「申し訳御座いません〜。

“界渡りの力”はぁ、私はどの様なモノか存じておりません〜。

御力をお持ちの神が何柱居られるかについてはぁ、14柱の大神と数柱の神がお持ちだと聞いた事が御座いますぅ」


「その“界渡りの力”が有れば、好きな世界に行けるのか?

自分の居る浮遊大陸とは関係無い中層世界や下層世界に」


「おそらく可能かと思われますぅ。

別の大神の中層世界へ勝手に入ったとしてぇ、神の間で争いが起きた事が有ると聞いた事が御座いますぅ」


『もしかしたら、魔力が無いから元の世界との行き来は不可能だと思っていたが、可能性は有るのか?


いや、もしも、“界渡りの力”を使っても、出現場所の特定が出来なければ、宇宙空間に投げ出される可能性の方が広さの違いで圧倒的に高くなってしまう。


応龍は、宇宙空間を移動していた様だから何処に出現しても問題無い可能性も有るか…………』


「一応、聞いてみるんだが、応龍の強さは分かるか?

後、他の大神達の中で1番強いヤツとか危険なヤツとかの情報が有れば教えてくれ」


「応龍様の御力については私如きにでは存じ上げません〜。

そしてぇ、14柱の大神の御力は拮抗していると聞いた事が御座いますぅ。


危険と云うと意味ではぁ、大神では御座いませんがぁ、貴方様にとってはぁ、私が以前仕えて居りましたぁ、シュウウキョーヴ様が危険かと思われますぅ。


シュウウキョーヴ様はぁ、中層世界で神が生まれる事をお認めになられないお方ですのでぇ、貴方様に危害を加える可能性が有るとすればぁ、あの方かと思われますぅ」


「そうか…………。

まあ、どちらにしろ、“界渡りの力”について研究してみる所からだな。


とりあえず、エルは、このシエラールルの指示に従う様に。

セバス、第2部隊の状況は?」


「魔導具の回収は済み、現在は別の施設等に資料が残って居ないか調査中で御座います」


「分かった。

第1部隊は撤収する。第4部隊は、第2部隊の応援に追加。

第3部隊は、第4部隊に代わって、第2部隊と第4部隊の後方待機だ」


「畏まりました」



こうして、最大戦力を揃えた第1部隊は、何もする事無く、“天使の回収”を達成した…………





その日の夜は、無事シエラールルの審査を通りメイド服を着た“ハラペコ”なエルを迎えた訳だが、少なくとも、“ベットの上”では、シュウウキョーヴとか云う神に大勝だったと言っておこう。





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