表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕の世界に僕はいらない。

僕の世界に僕はいらない。【評価を気にする人へ】

作者: 有馬悠人

【評価を気にする人へ】


僕には明確に嫌いな人がいます。

どういう人かというと、

『他人の評価を受け入れずに、自分の評価して欲しいところだけ主張する人』

です。

もう少し短くいうと、

『自己評価ばかりして、他者の評価を無視する人』

です。

具体的には、

イケメンで評価されている俳優さんが、俺は演技派だと言ったり。

みんなは何でもっとこういうところを見てくれないんだと言ったり。

元アイドルの方が元なになにというのを嫌がったり。

お笑い芸人さんの笑わないのはお客さんのせいとか。

自分は会計が得意なのに、営業に回されているとか。


なぜその人が嫌いか。

理由は単純です。

評価は自分以外の人がいないとあり得ないものだからです。

例えば、

無人島にあなた1人でいたとしましょう。

生きていくためには、全部1人でやらなくてはいけない。

次に、無人島にあなたともう1人いたとします。

そうすればお互いが得意なことを分担して集めればいい。

ここで初めて評価というものが生まれます。

評価は誰かと比較した結果、人からもらうものです。


就活をしたことがある人はわかると思います。

自己評価のところがあること。

自分はこれがあまりに嫌でした。

なので、あまり良くはないのですが、色んな人に聞いてまわりました。


自己評価自体、自惚れです。

他の人に評価してもらって初めて、評価する対象になります。

ほら、このサイトでも、自分では評価できないでしょ?

自分の評価なんて高いに決まってるじゃないですか。

面白い、伝えたい、描きたいって思ってるから描くのだから。

もっとここを見て欲しいというのは、自分がその域に達していないことを理解するのが怖いだけ。

人に伝わらなくては、評価にすら値しないということを理解しなくてはいけないです。


あなたの苦労は誰のためのものなのですか?

小説家なら読んで欲しいから。

俳優ならいい作品にしたいから。

お笑い芸人なら笑って欲しいから。

全て、他の人に向けたものではないですか?

自慰行為なら止めませんが。

もしそうなら、もっともっと評価を求めていきますよ?


自分が評価されたいように評価されないのなんか当たり前です。

うぬぼれるな。

お前はまだその域には達してはない。

目を背けても、何もならない。

評価されないのは、他人のせいか?

違うだろ?

お前の実力不足だ。


こう考えるようになってから、批判に自分は傷つかなくなりました。

ちゃんとした理由があって批判されているのなら、それはその人が僕にくれた評価。

それが自分が理解していないところなら、受け入れるか、どうするかは自分次第。

新しい目をくれてありがとうと言います。

それに加え、ただ言いたい人には何も思わなくなりました。

それは自分に対する評価ではなくて、醜い自分を世間に晒しているだけの愚かな行為にしか見えなくなったからです。

自ら恥をかきにくるのですから、飛んだドマゾ野郎だと思いますけど。


評価って、実は難しいです。

人からもらうものなので。

いいものだと心は高まりますが、よくないものだと受け入れるのに時間がかかります。

でも受け入れてた先で、何があるのか。

そこで、人として、物書きとしての成長がみれると思います。

だって、受け入れたことで、あなたには新しい目線、見えなかった世界が見えるようになったのですから。


『僕の世界に僕はいらない。【評価を気にする人へ】』


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ