新しき神への道のり
神に領域に踏み込みし者どもへの掲示。
1.プロジェクト新人類
近年、遺伝子操作による品種改良技術は、著しく発達しその対象は、農作物などの植物から家畜など動物にまで及びます。
今、センタ国では、昨今の環境破壊や異常気象、新しい伝染病の流行などによる人類滅亡の危機的状況を打開するためと言う名目で実際は、強力な兵士を作り出すために人間に対しての遺伝子編集による新人類計画が行われ、今までに無い能力や特性を持つ人間が生み出されつつありました。
しかしこの計画は、倫理的な観点から非人道的であるとの非難を世界中から浴びる可能性があるため、全くの秘密裏に行われ、そしてここ地下にある研究施設では、自ら志願して新人類の親になる事を了承した人々が、遺伝子編集を受けた卵子で生まれた子供たちを育てているのでした。
いくつかある地下施設のうち、ここは新生児を育成する区画である。明るく暖かい部屋の中には、生まれたばかりの赤ん坊の入った保育器が、いくつも並べられその間を看護婦が、幾人も常に巡回しながら保育器に繋がれた措置や保育器の中に眠る新生児を監視している。
彼女は、ここの部屋の責任者で看護師主任のハル・タマイで、後ろに控えている若い男性の副主任のセイジ・イチダに指示を与えながら、いくつもある保育器の中の新生児を見ていた。
「イチダ、次の出産予定の人数は、何人いるの」、手持ちのタブレットを観ながらイチダが答える「明日が5人で三日後に3人です。全て女児のはずです。男児用のY遺伝子の編集は、まだ始まっていないので当分は女児の出産だけです。」
外観は、普通の赤ん坊に見える幼い新人類を眺めながらイチダが、さらに続ける、「新生児の能力検査によるふるい分けの結果、肉体と精神の両方に著しい能力を発揮する個体が15体、すでに第一教育訓練施設で訓練にはいっています。上からは、さらなる量産体制を構築するようにとの要請が来ています。」
ハル・タマイは、隣の部屋の出産ルームに並ぶベットに横たわる臨月の妊婦たちを観ながら「それでは、志願者をもっと募るように上に要求しなくては。」と憂鬱げにつぶやいた。
現在、執筆中です。ストーリーは、途中で変わることもありますのでご了承ください。