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両親の誤解

 俺は迷ったが、両親の願いを受け入れた。

 その後、約1年の時が過ぎ、俺は旅行券の存在を、忘れかけていた。だが、事態は起こった。

 妹が結婚し、新婚旅行のために、俺が贈った旅行券と交通費を、使う事になったのだ。

 こうなった背景には、両親の誤解があった。

 俺にとって父と母の存在は、妹に勝るものであった。だが、ここを誤解されていたのだ。

「親よりも、可愛い妹にあげた方が、漢一だって嬉しい気持ちになれると、思ったのですよ」

 兄妹愛を疑わず、笑顔で言う母に対し、俺は何も返せなかった。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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