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 父と母は、あまり旅行をしない人間であった。

 ただ、旅が嫌いな訳ではない。自分達にお金を使わない様にしているため、行かないのだ。

 互いの両親に旅費を渡し、俺と妹を預けて、自分達は留守番をする。これが階道家における、旅行の形なのであった。

 経済的には、あまり裕福でなくても、親孝行と、子どもの思い出作りをしたいと、考えた結果だった。

 父方の祖父は、旅館での手続き等を、自らしなければならない事に、文句を言っていたが、祖母は二人に感謝していた。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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