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心配と賞賛
父がした選択に対し、母は理解を示したものの、不安そうな表情であった。
「漢太さん。無理はしないでください。子供達も手がかからない年齢になりましたから、私も働きに出ることができます。もし転職をして、今より収入が低くなったとしても、私が働きに出て、共働きをすれば生活できます」
父に無理をさせたくない。それが母の気持ちだったのだ。
一方、母とは対照的に、祖父は嬉しそうに父の選択を褒めた。
「何があろうが定年まで働く。それが、あるべき姿だ」
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