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煙たい存在
母の場合は、父と違い、大学時代には多くの友人がいた。だが、大学卒業以降、疎遠になってしまっていた。そのため、俺と会う機会は、なかったのである。
大学の場合、出身地や生活拠点が、近いとは限らない。また、卒業後には仕事に追われ、会う機会を簡単には作れない。しかし、それでも何とかして、機会を作る事は可能であろう。要するに、そこまでする程の友人が、母にはいなかったのであった。
また、母の場合、近所の人達との仲が、あまり上手くいっていなかった。
理由は、母の強い正義感のためであった。それを煙たがる人が多かった。舟刀家の人達とは仲が良かったが、他のご近所さんとは、親しくなれなかったのである。
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