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表裏一体
妹が置かれている環境を、どうにかして変えなければならない。俺は悩んだ。
俺自身の場合は、周囲から何を言われようが、気にしていなかった。しかし妹は違う。それ故、どうしたら妹に合った解決方法が見出せるのか、分からなかった。
そこで俺は、舟刀に相談しようと考えた。相談を受けた舟刀は、以外な言葉を口にした。
「何もしなくていいと思うよ。あえて言うなら、自分の長所を、喧嘩や意地悪をするために使わないでほしいと、伝えればいいと思う」
妹は、人の弱点を指摘してしまう。だが、下手なおべっかも使わない。その性格を、良い方向に活かせば、きっと友人はできる。舟刀は、そう考えていたのである。
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