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後の嫁、文子
10月のある日、不登校になった父の家に、同級生の女の子が来た。この女の子が、後に父と結婚する、俺の母である。
中学校で進路に関する話があり、母はその時、父をこのまま放っておいてはいけないと、思ったらしい。
母は父の自宅へ行き、玄関で出迎えた祖母に、父と会いたい旨を伝えた。そして、父が恐る恐る玄関まで出てくると、母は父に、中学校へ来るよう説得した。
しかし、登校するのを拒む父。すると、母は父に向かって、こう言ったという。
「貴方は何も悪い事など、していません。私が味方になります。だから一緒に中学校へ行きましょう」
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