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願いと困惑

 祖父の主張を、父は認めたのだ。それも、何の抵抗もなく。祖父が持っていない特徴であると、俺は思った。

 こうして、父を巡る、俺と祖父の対決は終わり、階道家に平和が戻った。だが、平和な日々は長く続かなかった。

 次なる騒ぎの発端は、将来の進路に対する俺の発言であった。

「俺、中学を卒業したら、働こうと思うんだ。高校へは行かない」

 これを聞いて、すぐに反応したのは父であった。

「頼むから高校へ進学してくれ」

 切実な表情の父に、俺は困惑した。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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