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変わり者の園児
幼稚園に入園すると、父は積み木遊びに夢中になった。高く積み上げたり、家を作ったりして、完成したら教師や友人に見せていた。
この時の父は、言える単語の数が増えて、友人との会話も可能であった。だが、進んで会話をする性格ではなく、無口であったという。
黙々と積み木で遊ぶ園児。周囲から見た印象は、変わり者。だが、幼稚園での担任教師は、父に対し、他の子供と同じ行動を、強要しなかった。
「変わっているなら、変わっているでいいんです」
担任教師は祖母に、そう言ったらしい。
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