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砂場と煎餅
父方の祖母曰く、父は比較的泣かない赤ん坊であったらしい。
また、この頃の父は、言語能力の発達に、若干の遅れがあった。医師から、発達障害の可能性を指摘されたが、祖母は違うと言い切ったという。
好物は煎餅。薄い塩味が付いた、軽い食感の煎餅を好んだ。これがあれば、父は機嫌を良くし、泣かなかったという。公園では黙々と砂遊び。1人で砂団子を幾つも作り、祖母に見せる。それが父の遊びであった。
食欲旺盛な赤ん坊であった父は、すくすくと育っていったという。
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