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理不尽に対する希望
投げやりな気持ちになっていた同僚にとって、父の話は励みになるという。
家庭があり、息子は就職し、娘は結婚している。定年まで無事に働ければ、定年退職後、第2の人生が待っている。
幸せな現在に、輝かしい未来。それが、同僚からすると、憧れだというのだ。
同僚は、父の話を希望に生きてゆくと言い、俺は感謝された。
だが、俺は少し戸惑った。父の人生が幸せであると、俺は思っていない。また、俺の存在が、父の幸せに繋がっていると、俺自身は全く感じていない。
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