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感謝の意味
感謝をされるとは思っていなかった。俺は、心底驚き、理由を聞かずにはいられなかった。
「僕も、あまり器用な人間じゃないからだよ。けれど、もしかしたら、素晴らしい出会いがあるのかも知れない。幸せになれるのかも知れない。そういう希望が見出だせた」
確かに、俺の質問に答えてくれた、この同僚は、不器用な性格であった。有能な人間であったが、ずる賢い人間に、手柄を取られてしまう。そんな人間だった。
同僚は、幼い頃からずっと同じ様な状態で、半ば諦めているのだと教えてくれた。
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