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驚愕

 俺は驚いた。まさかそんな返答をされるとは、思っていなかった。同僚曰く、父の様に不器用な人間というのは、無事に生きてゆく事すら、大変に困難であるらしい。

 したがって、会社で正社員として働いており、家庭まで築いている父は、奇跡であるとの事だった。

「お父さんを愛してくれる、君のお母さんと出会えた事。ご両親の間に生まれてきた君が、お父さんを尊敬している事。そして、理解ある上司に出会えた事。君のお父さんは、3つの幸せに恵まれているよ」

 そう説明した同僚は、最後を、こんな言葉で締めくくった。

「ありがとう。君のお父さんの話を聞いて、生きる希望が持てたよ」

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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