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あちこちの動き

エレメンタルクリスタルとの契約後、竜星が眠った後。寝ている竜星を囲むように使い魔達が陣取り、何事か話出した。


『主の様子はどうだ?』


人型のキノコ。マタマタンゴロードのラスペリが、ブルームに契約の繋がりを使って問い掛けた。


『問題ありませんわ。よっぽどお疲れになったのでしょう。ぐっすりですわ』


人型の花。アメデルフィネロードのブルームは、寝ている竜星の頭を撫でながらラスペリにそう返した。


『そうか。ウ゛ァース、少しやり過ぎたのではないか?』


ラスペリはブルームの言葉に一つ頷き、竜星がこうなった原因に話を振った。


『たしかに、少し戦いを長引かせ過ぎたかもしれませんね』


女性のフォルムをした人型の水晶。エレメンタルロードのウ゛ァースがラスペリの言葉を肯定した。


『自覚はあるんだな』


人型の翼を持った蜥蜴。バジリュークスロードのストゥリクトが確認した。


『それはありますよ。けれど、自覚はなくとも主様にとっては瑣末なことだと思ったんですよね』


『それは言えてるな』『『『うんうん』』』


人型の亀と蛇の合成。ヒュキノストールロードのアサイドが、ウ゛ァースの言葉に頷いた。一つ遅れて、全身の蛇頭も一斉に頷いた。


『それはそうだな』

『そうですわね』

『たしかに』


アサイド以外の面々も、ウ゛ァースの言葉を否定はしなかった。


先程の戦闘が竜星にとっては瑣末なこと。

これは使い魔達の共通認識のようだ。


『先程のウ゛ァースとの戦闘についてはもう良いだろう。現状について話そう』

『現状と言いますと、主様が言うボス部屋シャッフルについてですか?』

『そうだ。このことについて誰か心当たりはないか?』


ラスペリが他の四人を見た。


『悪いが、俺は外暮らしだったからダンジョンについてはさっぱりだ』

『『『そうそう』』』


アサイドが顔の前で手を横に振った。蛇頭達も追従した。


『そうか。まあ、お前はフィールドボスだからな。ダンジョンの機構や、固有現象について知らなくても無理はない』


アサイド以外の面々は、しかたがないと思って頷いた。


『で、ダンジョン組には何か思い当たることはあるのか?』

『『『あるの?あるの?』』』


『いや、俺には心当たりはないな』

『私もありませんわね』

『同じく』

『私は一つ心当たりがありますね』


『それはどんなだ?』


ラスペリ達の視線が、ウ゛ァースに集中した。


『ダンジョンの古い機構の中に、《コネクション》と言うものがあります。現状は、その《コネクション》で発生する事象に類似しています』

『『『『コネクション?』』』』


ウ゛ァース以外は聞いたこともないこともないらしく、揃って首を傾げた。


『はい』

『その《コネクション》というのは、どんな事象を起こす機構なんだ?』

『各ダンジョンを接続する機構ですね。この機構が発動されると、魔力の密集地点。つまり、ダンジョンコアやダンジョンボス。フロアボスがいる階層などがまずは統合されだします』

『ほう。つまり、主はボス部屋が入れ代わっていると予想されていたが』

『実際には、ボス部屋自体が余所のボス部屋と一つになっていたということですね』

『通りで突然俺の姿が変わったわけだ』

ラスペリは、ウ゛ァースの話を聞いて何かに納得したようだ。


『というと、ラスペリも元の姿は違ったの?』

『ああ。そういう君もか?』

『ええ』

『それは俺も同じだな』

『私もですよ』


ラスペリの言葉に、他のダンジョン組からも同じだという声が上がった。


『俺は巨大マタンゴとマタタンゴだったな。君達の方は何だった?』

『私はアルラウネとドリアードでしたわ』

『俺はバジリスクとコカトリス』

『私はエレメンタルとクリスタルコアというボスだったですね』

『全員似たようなモンスターと合体しているな。こういうものなのか?』

『さあ?私クラスでは、機構の名前とおおざっぱな内容しか知らないんです』

『そうか。機構の名前も知らなかった俺達からは補足も出来ないから、情報はこれで打ち止めか』

『そうですわね。けれどウ゛ァース、一つ聞いても良い?』

『何です?』

『その《コネクション》って、誰が発動させられるの?』

『おっ!たしかにそれは大事なことだな』

『そうだな。で、ウ゛ァース。君は現状を引き起こしている候補に心当たりはあるのか?』


複数の視線がウ゛ァースに集中した。


『そうですねぇ?私が知っていて正規の発動者ということでしたら、まずは主様ですね』

『それはないだろう。今の主にダンジョン機構を操作出来るとは思えない』

『そうですわね。むしろ、操作出来るのなら迷子にはなっていませんわ』

『そうですね。そうなりますと、残る候補は主様の同格。彼の方々と、ダンジョンルーラーのどちらかですね』

『彼の方々か。そちらの線も薄いだろうな。権利面では出来るだろうが、主に話を通さずに勝手をするような方々ではないはずだ』

『そうだな。別段主と敵対している方々はいないのだからな』

『そうですわね。では、残った可能性。ダンジョンルーラーの仕業でしょうか?』


『『『うーん?』』』


ブルームの言葉に、全員が考えこんだ。


『それもないだろうな。ダンジョンルーラーは俺達よりも主との繋がりが強い。彼の方々以上に主に黙って勝手はしないだろう』

『そうですわね。けど、何事にも緊急事態や操作ミスというものはあります。その手の理由で彼の方々や、ダンジョンルーラーが非常時対処で機構を発動させた可能性はあるのでわ?』

『その可能性はあるな。が、現状では確かめようがない』

『そうですね。次の接続先が私以上のクラスだったら、もっといろいろとわかるはずです。この話はここまでにしましょう』

『そうだな』


こうして、第一回使い魔会議は終了した。





暗い暗い何処か。蝋燭の僅かな光が揺れる場所で、何かが話をしていた。


「おいおい、なんでこんなに面子が足りないんだ?」


その何処かに立っている大柄な人物が、周囲を確認しながら大きな声でそう言った。


「うるさいですよ、スルト」


そんな大柄の人物。スルトを、眼鏡をかけた女性が窘めた。


「おおっ!悪いなヘル!だが、本当になんでこんなに少ないんだ?ヨルムンガルドの奴はまた寝坊でもしたんだろうが、ユグドラシルの奴がいないのはおかしいだろう!?他にもいない奴らはいやがるし?」


スルトは謝罪はしたが、依然として大きな声でそうヘルと呼ばれた女性に尋ねた。


「はあっ、もういいです。あと、メンバーが足りないことでしたね?」


ヘルは、一つ肩を落としてスルトにそう確認した。


「ああ、なんで半分もいやがらないんだ?」

「はあっ、先に言っておきますけど、私も全員について知っているわけではありませんよ。まずは名前が上がった二人についてですね。ヨルムンガルドはあなたが言う通り寝坊です。まだ海の底で寝こけています。そして、ユグドラシルの方ですが、彼は現在行方不明です」

「行方不明!?あいつがか!?」


スルトは、ヘルの言葉が信じられなかった。


「ええ。一週間程前から連絡がつかなくなっています」

「一週間も前からだと!なんで知らせがなかったんだ!」

「必要無いと思っていたんです。彼の実力は貴方も知っているでしょう?」

「おう、それはわかっているが」

「私の方でも、たかだか数日連絡がつかなくても気にならなかったんです。ですが、さすがに一週間も音信不通だとおかしいと思いました。なので、昨日フェンリルとスレイプニル、フレースウ゛ェルグの三人にユグドラシルの捜索を依頼しました」

「だからあの三人もいやがらないのか」


スルトは、此処にいない三人のメンバーが不在の理由を知った。


「ええ。ですが・・・」


ヘルは、不自然に言葉を切った。


「おいおいまさか」


スルトも、そのヘルの様子に嫌な予感がしたようだ。


「そのまさかです。通信用のマジックアイテムを持たせておいたのに、その三人とも連絡がとれません」

「おいおいなんだよそりゃあ」

「原因不明です。ですが、ユグドラシルが最後に連絡してきた場所。『千年樹の迷宮』に突入したことまでは把握しています」

「おいおい、『千年樹の迷宮』っていやぁ、ユグドラシルの管理している俺達のアジトじゃねぇか!いったい何が起きてやがるんだ!」

「言ったでしょう、原因不明です。私の使い魔も差し向けてみましたが、途中で私とのリンクが途切れてしまいました。なので、あの迷宮は完全にブラックボックスです」

「おいおい」


ヘルの言葉に、スルトは何と言って良いのかわからなくなった。


そして、スルトとヘルのやり取りを聞いていた他のメンバーも、どういうことなのだろう?と、首を捻っている。


「それ、他の場所でも起こっているよ」


部屋の中に新たな声が響いた。


「ラタトスクか。そういや、お前もいなかったな」


スルトは新たな声の主。小柄な人物。ラタトスクにそう声をかけた。


「うん。作戦の準備でアロガンド王国に潜り込んでいたから、少し遅くなっちゃってさ」


ラタトスクは、えへへと笑った。


「そうか。そういやあの国はお前の担当だったな」

「うん」

「それはそうとラタトスク、さっきのはどういう意味です?」

「さっきの?」

「私達の話にさっき貴方が言ったことです」

「ああ、それのこと!うん、僕が言っていたアロガンド王国でも似たようなことが起きてたんだ」

「具体的には?」

「ええっとね、なんかアロガンド王国軍や、国内の冒険者達がダンジョンに入ったままほとんど帰って来ないらしいよ」

「冒険者はともかく、何故国軍がダンジョンに?それと、ほとんどということは、入った者全員が帰って来ないわけではないということですか?」

「王国軍の方は、僕が唆した戦争の前準備だよ。あと、ダンジョンに入った人の内、第五階層に足を踏み入れていない人達は帰って来ているみたい」

「第五階層。フロアボスのいる階層ですね。本当にボス部屋に入った者で帰って来たものはいないのですか?」


ヘルは、眼鏡を片手で持ちながら、ラタトスクをじっと見つつ確認した。


「僕が知っている範囲だと、ゼロだよ」

「そうですか。どうやらダンジョンに異変が起きているようですね」

「助けに行くか?」


スルトは、ラタトスクの話を聞いて考え込みだしたヘルにどうするか尋ねた。


「いえ、それは駄目です。現在の状況では情報が少なすぎます。貴方がダンジョンに行っても、三次遭難するだけです」

「じゃあユグドラシル達のことはどうするんだ?」


まさか見捨てるのか?


スルトの視線は、そうヘルにとうていた。


「そのことについては、アロガンド王国軍と冒険者ギルドを利用しましょう」

「利用するって、いったいどうするんだ?」

「もともと王国軍と冒険者ギルドのヒューマンが行方不明になっているんです。彼らの方でも勝手に捜してくれます。私達は、その情報を得た後行動すれば良いんです。幸いというか、ユグドラシル達は半年くらいほおっておいても餓死とかはしませんから」

「たしかに餓死とかはしないだろうが、そんな対応で本当に良いのか?」

「他に方法が無いでしょう。私達の組織はメンバーが少ないんですから、これ以上人員は割けません」

「たしかにそうだよね。もうすぐ作戦も開始することだし」

「そのとおりです。今の私達に遊ばせていられる余剰人員なんていないんです」

「まあ、たしかにそうだな」

「この話はここまでにしましょう。それよりも、今回集まった本題についてです」

「ああ」

「そうだね」


ヘルが話を本題に戻すと言うと、その場にいるメンバー全てが頷いた。


こうして彼らの密会は本題に突入した。




「それでは話はこれで終了です。これからの皆の健闘を祈ります」


あれからしばらくして密会が終わり、司会をしていたヘルがそう言うと、この場にいたメンバーは次々と消えていった。


最後に、ラタトスクと呼ばれた小柄な人物だけがその場に残った。


「みんないっちゃったか。・・・そういえば、さっきヘルに言い忘れていたことがあったな。・・・ま、いっか!けど、僕の方でも少し遊んでおこうっと」


ラタトスクは、クツクツ笑いながらそう言って他のメンバー同様にその場から消えた。






アロガンド王国。現在、その国の王城ではある大きな騒ぎが起こっていた。


「まだ見つからんのか」


王城の広間。その奥にある玉座に座る初老の人物。アロガンド王国国王。アロガンド十七世が苛立たしげに目の前の人物に言った。


「申し訳ありません陛下。こちらも方々手を尽くして捜しておりますが、今だ殿下を発見するには到っておりません」


国王の目の前の人物。アロガンド王国宰相は、床に頭を擦りつけるような状態でそう国王に報告した。


「そうか。このようなことになると知っておれば、あれをダンジョンになど行かせなかったものを!」


国王は、息子のことで何かをかなり後悔しているようだ。


「お父様!」


国王が苦悩していると、新たに誰か広間に入って来た。


「姫様」

「アンか」


宰相と国王は、入って来た人物を見てそう言った。


広間に入って来たのは、赤い鎧を纏った十代後半の少女だった。


「お父様、私にお兄様を捜しに行かせてください!」

「ならん。あやつが不在の今、お前まで行方不明になられては困る」

「お父様!」

「アン。お前も王家の娘なら理解しなさい」

「そうです姫様。殿下は兵士達が日夜必死の捜索をしております。どうかもうしばしのご猶予を」


国王と宰相の二人は、必死に姫を説得しようとしている。


「宰相、そんなことを言って、お兄様が行方不明になってもう一週間は経つのですよ!もう私は一週間も待ちました!」

「それはたしかにそうですが・・・」


宰相は姫の言葉に反論出来ず、説得の言葉が途絶えた。


「もう私は我慢の限界です!お父様の許可がもらえないのなら、自分で勝手に行きます!」

「待ちなさいアン!・・・ふうっ。しかたがない、許可しよう」


国王は姫の顔をじっと見た後、諦めたようにそう言った。


「お父様!」

「陛下!」


国王のその言葉に、姫は満面の笑みを浮かべ、宰相は何を言っているのです!という顔をした。


「宰相。おぬしもアンの行動力は知っておろう?これは言い出したら聞かん娘だ。なら、まだこちらで人員を手配出来る今が折れ時だ」

「それは!・・・そうかもしれませんが。本当によろしいのですか陛下?」


宰相は、国王の言葉に最初憤ったが、すぐに今までの姫の行動を振り返り、国王の言葉を肯定することになった。しかし、宰相は最後の抵抗とばかりに、国王に確認した。


「宰相よ、余としてもこれは苦渋の決断なのじゃ。じゃが、アンのことじゃ、城から脱走してでもソルを捜しに行くじゃろう。この子の今までの脱走歴から考えて、余や城の者達にそれを阻止するのはおそらく無理じゃ。なら、護衛をつけられる今が妥協出来るぎりぎりのところなのじゃ」

「もう諦めるしかないのですね」

「うむ。アンよ、今より護衛の手配をする、しばしここで待っておれ」

「わかりましたわお父様」

「宰相、護衛の手配」

「承りました」


そう言うと宰相は広間を後にした。




「さて、姫の護衛は誰にするべきか?あまり変な者達を姫と一緒にさせるわけにはいきませんしね。・・・あの二人に動いてもらいましょうか。それと、冒険者ギルドの方からも何人か引っ張っておきましょう」


広間を出た宰相は、そう結論を出すと早速手配を始めた。






ところ変わってある国にある冒険者ギルド。今そこでは、多数の冒険者達がひしめいていた。


「皆集まったな。それではギルド本部からの依頼を説明する」


ひしめいている冒険者達の前に、鍛え貫かれた身体をした人物。その冒険者ギルドのギルドマスターが立ち、集まった冒険者達に話だした。


今ここにいる冒険者達は、ギルドからの緊急依頼を受けに来た者達だ。


その集まった冒険者達の中には、複数の高位ランクの冒険者や、来訪者達が混じっていた。さらにいうと、来訪者の中には夜天竜星から加護を強奪した光天勇人と、その光天勇人を追いかけていったはずの天使ミリエルの姿もあった。


何故二人が揃って行動しているのかは不明だ。だが、並んで立つ二人の雰囲気的に、関係性は良好のようだ。


「今回こうして集まってもらったのは他でもない、現在発生しているダンジョンの異常を調査してもらう為だ」


そうしてギルドマスターは、現在わかっていることを説明しだした。


最初に状況説明。

現在、冒険者ギルドの把握している全てのダンジョンで大量の未帰還者が発生している。

未帰還者にこれといった共通点はなかったが、全員が第五階層のボス部屋に入った時点で消息不明になっている。

第四階層までしか潜っていない者達は、死者を含めて全員外に帰還している為、第五階層のボス部屋で異常が起こっているのは確定。

異常の発生開始日時はおよそ一週間前から。

今日までの間にいくつかのパーティーに未帰還者の捜索を依頼したが、現在までに帰還して来たパーティーはゼロ。

マジックアイテムによる位置情報確認や通信も出来ず、目下完全な行方不明。

潜った冒険者達の食糧事情を考慮すると、一週間前から行方不明の者達は、食糧が尽きている可能性有り。

早急な事態解決が望ましい。


「と、いうわけだ。次に依頼内容の確認だ」


行方不明者の捜索及び、現在起こっている異常の調査。


「この依頼はかなりの危険性があると冒険者ギルドでは見ている。故に、これは緊急依頼ではあるが強制依頼ではない。充分な検討の上で依頼を受けるかどうか決めてくれ。捜索と調査の詳しい内容は、参加者にだけ告げる。依頼を受ける者は、受付にいってくれ。後日、改めて説明会をする。では解散!」


ギルドマスターがそうしめくくると、冒険者達はそれぞれ動きだした。

ある者達は真っ直ぐ受付に向かった。またある者達は、仲間で集まって依頼を受けるか相談しあっている。中には相談もせずにそそくさと冒険者ギルドを後にする者達もいた。


しかし、高位ランクの冒険者達や来訪者達は、皆真っ直ぐに受付に向かって行った。

光天勇人とミリエルも、例外ではなかった。

二人は、複数の仲間と思われる者達を連れて、受付に並んだ。


他の冒険者ギルドでも、同じ依頼と光景が展開されていた。





ユーミルの空の彼方。星ぼしの狭間。


「あっちもこっちもいろいろと動きだしてるなぁ」


僕はそこから今進行している出来事を見て、そう思った。


「にしても、誰が《コネクション》なんて動かしたんだろう?」


そして、現在起きている騒ぎの原因となる機構を、誰が動かしたのか気になった。


「この世界が生まれて四万年ちょい。ダンジョンのあの機構を動かした奴なんて誰もいなかったのに?ダンジョンボス達の予想にもあったけど、僕達やダンジョンルーラーがあの機構を動かすのなら、竜星の許可は普通取るしなぁ?本当不思議。ちょっと気になるし、僕もユーミルに行ってみようかな。久しぶりに■■■■■■と一緒に冒険するのも楽しそうだし」


思いたったが吉日。僕は、盟友のもとに向かって転移した。



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