予定と零 僕と超能力者の場合
注意
あらすじにも描かれていますが駄文度55%です。
また残酷な描写が少しだけありますので、
それでいいよ、という人はスクロールしてください。
ジェニングス視点
いま思えば自分が世の中の裏を知ったのはあの時だと思う。
あの人に会えたのも、自分の常識が壊れたのもあの時だろう。
コインには裏がある。同じように真実の話にも裏がある。
2007年
アフガニスタンのどこか
薄暗い部屋に一人の男が椅子に座らせられていた。
目の前のテーブルの上にビデオカメラがある。
右に視線を向けると二人のイスラム系の男性がターバンを巻き、アサルトライフルのAK-47 を持ちながらおしゃべりをしている。
左に視線を向けると右と同じの男性がいた、一人はアサルトライフルもう一人はナイフを持っている。
いま私は椅子に座らせられ縄で縛られている。口には猿轡を噛ませられてる。
・・・・・・
初めましていきなりですが監禁されてます。
なぜこんな事になったのか簡単に教えよう。てか教えますので助けてくださいお願いします。
僕の名前はジョセフ・ジェニングス、アメリカ人の27歳。
中央情報局の東アジア部の諜報員(職員)で2日前に現地入りして米陸軍に情報を貰うだけの簡単な任務だったんですが…。
車両で拠点に移動中、爆破
↓
ターバンを巻いた人がやってきて私を誘拐する
↓
で、今この状況なんです。
なんか…もう一度言いますけど目の前にカメラがあるんですけど?…。
周りのAKを持ってる人たちがいきなり騒いでますけど?。
ついでに周りのターバンを巻いた人のパシュトー語の会話を聞いてみた。
「こいつはアメリカ人か?」
「ああ、忌まわしい侵略者の仲間だ」
「じゃあ侵略者への警告の犠牲になってもらおう」
はい、友人の日本人が言っていた死亡フラグですね。わかります。
じゃなーーーーーーーーーーい。
ちょっ。誰でもいいから助けて!!。お願いします!。
本気で誰か助けて!。今頃だけど戦争と暴力って悪いよね!。
Help!。本当に誰でもいいから宇宙人でもビックフットでもいいからAide!。あっでもビックフットは勘弁してください。
じゃなくてもう誰でもいいから、た・す・け・て・!。助けてーーーーーーー!!。
と、私は心の中で「助けて!!」をひたすら叫ぶ。愛じゃなくてSOSを。
■■■■■■中央情報局 ■■■■ ■■■09隊視点
彼が心の中で叫んでいる間、彼が監禁されている建物の前の岩陰で二人の男性が隠れていた。
一人はダークブロンドの寝癖がある髪をした男性でアサルトライフルのM16A4を持ちながら双眼鏡を覗き、彼が監禁されている建物を見ている。もう一人は金髪の刈り上げの男性で試験型アサルトライフルのSCAR-Lを持っていた。
ダークブロンドの男性が隣の男性に双眼鏡を覗きながら聞いた。
「ウィーク、本当にここか?」
金髪の男性、ウィーク・デンリナー工作員が試験型アサルトライフルSCAR-Lを弄りながら言った。
「本当だ。ビリー、他の諜報員がジェニングスがこの拠点に連行された姿を目撃したらしい。おそらく…いや、必ずここにいるよ。一時間後に制圧部隊が襲撃するから、部隊が襲撃する前にジェニングス諜報員を救出する、いいな?」
ダークブロンドの男性、ビリー・ネルソン工作員は双眼鏡を自分のバックパック アリスに入れながら言った。
「わかった…じゃあさっさと救出して、ステーキを食べに行くぞ」
ビリー・ネルソンはM16A4アサルトライフルを構えながら建物へ接近する。
「ビリー…任務より食い物を選ぶな」と言いながらもウィークも試験型SCAR-Lを持って建物へ接近する。
ウィークは向かってる先に敵兵の一人がいたのでビリーに手で「伏せろ」と指示した。
幸いにも敵兵は二人に気づいていないがタバコを吸う以外その場を動く気配は無いようだ。
ウィークは小声でビリーに言った。
「ビリー。あいつが邪魔だ。発砲して弾を無駄にするわけにはいかない、お前の力で排除してくれ」
「わかった」
ビリーは何も持っていない左手を敵兵の一人に向けた。
敵兵の一人はタバコを吸っていたが少しだけ前に傾いてる事に気づき
倒れた。
倒れたというよりまるで頭を地面に叩きつけられたようだった、首の骨と頭の骨を砕くぐらいに。
敵兵にとってはタバコの煙を見ていたのに突然地面が現れたようなものだ。
二人は敵兵が起き上がらないのを確認して死体を岩陰に隠し、建物へ近づき扉の横に張り付く。
ビリーが扉を開けてウィークが建物に侵入する。
二人はしばらく建物(というより廃墟に近い)の中を探索している時、こちらに背中を向けている敵兵がいた。どうやら一人でAKを弄っているのに夢中のようで気づいていない。
ウィークはハンドシグナル 手でビリーに指示をする。
前方に 敵 俺が 捕獲 お前 部屋
ビリーもハンドシグナルで返す。
了解
ウィークはゆっくりと背中を向けている敵兵に近づき。
左手で口を右手はAK-を持っている手を抑える。敵兵は後ろの存在に気づきもがき暴れるが何とか抑えながらビリーが近くの部屋の扉を開けて中を確認して入れさせ、ウィークと敵兵が入ったのを確認して通路に誰もいないのを見ると扉を閉める。
ウィークは拘束した敵兵のAK-を離させて拘束を解く。
敵兵は拘束を解いた瞬間、叫んだがビリーが顔を殴り、倒れながらも何かを叫ぶが蹴られる。
ビリーは倒れている敵兵に質問をした。
「クソ野郎に一つ質問があるんだがよう?」
敵兵の胸元を掴みながら言った。
「アメリカ人がこの建物に誘拐されてるって聞いたんだが、どこに捕まってるか教えてくれるかね?」
「はっ、お前のほうがクソ野
敵兵が言い切る前に殴られる。敵兵は顔を殴られながらも叫んでいる。
「さっさと吐いたほうがいいぞ。ああそうそういくら叫んでも俺の力で聞こえないようにしてるから無駄だ。嘘だと思うなら」
ビリーはそう言いながらベルトからナイフを取り出し
「思いっきり叫んでみな。ほらよっ!!」
敵兵の足に刺した。
「アァアアアアアアアアア!!!!」
敵兵は足の痛みに声が枯れるぐらい叫んだ。敵兵が叫ぶほどビリーはナイフに力を入れ、さらに叫びが高くなる。やがて敵兵は痛みの中である事に気づいたなぜ仲間が来ないんだ?。
そう思っている間でもビリーはナイフに力を入れ続けた。
二分ぐらいして敵兵の足に刺さってるナイフに力を入れるのを止めてもう一度敵兵に仲間の居場所を聞いてみた。
「わかった、話すよ」
「おーやけに素直だな。で、どこにいるんだ?」
「アメリカ人だろ?」
「ああそうだ」
「お前等二人だよ、このクソ犬野郎!!」
「言うかと思ったよ!」
ビリーは足に刺さってるナイフを思いっきり叩き、敵兵がもう一度叫ぶ。
「アァアァアアァアアアアアアアアア!!!」
「で、ビリー俺はその…拷問を見るのが好きではないんだが」
ウィークは苦苦しい顔をしていた。
「言っとくがこうでもしねぇとこいつらは喋れないんだよ。まぁ俺しかやっていないがな。少し時間をくれ、仲間の事とついでに魔法使いの事も吐いてもらうからな」
「はぁ?。魔法使いなんてそんなのい
ビリーは敵兵が言い切る前にナイフを思いっきり叩く。敵兵が叫ぶ。
「アァアアゥ!!!」
「悪いな。よく言われている。今は時間がないんだ、少し手荒い事をするぞ」
この時、敵兵は神の元に聖戦をしていると自覚しているため、恐怖はないが今は違った。
敵兵は恐怖していた、これから起こる事に恐怖そして叫ぶ事になる事も、手荒い事がされる前に自分が信じている神の名前を心の中で言った。
ジェニングス視点
その頃、ジョセフ・ジェニングスは心の中で「助けて!!」をひたすら叫んでいた。
時おりフランス語やドイツ語、スペイン語で「助けて!!」を叫んでいたが冷静になってみたら心の中で叫んでも意味が無い事を理解する。
パニックになるな自分!!。今殺されるわけでもないんだ!。たぶんだけど、おそらく彼らが言っていた警告はアメリカ軍(国際社会)に対しての警告。
目の前にビデオカメラがあるおそらく動画として撮影するのだろう。
左にいる男はナイフを持っている。見せしめのところか。
「なぁ。いつ撮影始めるんだ?」
よし、大丈夫だ。少なくとも明日か二日後に私は殺される、なら時間はある。何とかして脱出する方法をを考えよう。
そう思うと自然と冷静さと落ち着きが
「ああ、今日だよ」
え?。
「昨日、決まった。今から準備する、いいな?」
「おう。わかった」
……今日?。
え?。嘘でしょ!?。ちょっと待て、今日か?。
今日なのか!?。
まだ死にたくない!!!。
死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくなーーーーーーーーい!!!!。
助けてくれーーーー!、誰でもいいから助けてくれーーーー!。
私は暴れた、イスと一緒にだ。縄で縛られているからイスごと暴れるしかない。
「おい。何だこいつ!。いきなり暴れ出したぞ!」
「もしかしたら会話を聞いたかもしれねぇ!。お前らこいつを押さえろ!」
「わかった」
私はやけくそに暴れますよ!!。
「少し静かにしろ!!」
男はジェニングスを勢いよく机に押さえつけテーブルごと倒した。
私はイスに縛られながらテーブルと一緒に地面に叩きつけられた。
人生終了。脱出失敗。
街のみんな今までありがとう。
沿岸警備隊のみんなもありがとう。
お母さん、実はラジオを故障させたのは僕なんだ、ごめん。
完
突如、ドアノブを壊す音が響いた。
次にドアを蹴り破る音が響き。
やった!。誰かが助けに来たんだ!。
良かったーこれで助かるんだ!。
筒状の鉄が落ちたような音が鳴る。
え?。ああ、もしかしてスタングレネ
筒状の鉄が光った。
「おい、ス―ン―レネードを―――んだよな?」
視界の曇りや耳鳴りがひどくよく聞こえない。
「あ―。―タ―グ―――ドだよ―……たぶん」
しばらくすると耳鳴りは消えたが視界の曇りはまだある。
誰かが目の前で喋っている。
「おい!。今、たぶんって言っただろ!」
「いやいや。スタングレネードだと思うから」
「嘘つけ!。どう見ても間違えてグレネード投げただろ!!。部屋に入って既に死体が出来上がっているってどういう事だ!!」
「うるせーな、だいたい筒状のの形と似ててまぎわらしいんだよ!」
「だったらエッグタイプを持って来れば!……おい、人質は生きているよな?」
「………あっ」
「あっ、じゃねぇよ!。で、どうするんだ?。爆発に巻き込んで人質が死にましたって報告するのか?」
幽体離脱で聞こえてるわけがないよね?。
「その時は…既に死んでいたと報告するさ」
自分はこの話聞いて大丈夫なのだろうか?。
「……考えておこう。おい、あそこに何かあるぞ」
「ひき肉は無しだぞ。ステーキが食べれないからな」
冗談とジョークが嫌いになりそう気がします。
「あーいたいた」
「何とも情けねぇ姿だな」
「どうやら、テーブルに守られたようだな。縄で縛られているな。口には猿轡もある」
「写真でも撮っておくか?」
「撮ってどうするんだ?」
「海兵隊のアイツに見せる」
「そのアイツと一緒に精神科に行って診察されてこい」
あのーどうでもいいから、ほどいてくれないかな?。手と足が痺れて痛いんですけど。
10分後
「んー?。おかしいな?。これで解けると思ったんだがな?」
「……」
「痛い、痛いっですって!。余計に結んでませんか!?」
っ痛い。痛いです!、解くどころか余計に縛り付けていますって!!。
てか何か外が騒がしいんですけど。
「なぁビリー、10分ぐらいやっているけどさ」
「少し待てよ、あともう少しなんだよ」
「ナイフで縄を切ればいいんじゃないか?」
「………あー。忘れてた」
ビリーと呼ばれた男性はナイフを取り出して縄を切ってくれました。
よくよく考えたらわざわざ解かなくてもよかった気がするんですけど。
「おい。たしか…ジェニングスだな、中央情報局の東アジア部の諜報員、というより職員だよな?」
「え?、あっはい!」
「銃、使えるよな?」
「訓練はしましたが実戦は…無いです」
ビリーさんは何処から入手したのかわからない――いや知りたくないけど――アサルトライフルのAKを取り出して僕に渡して言った。
「じゃあ、今日から実戦だ」
え?
「おい!。喋るのは後だ、脱出するぞ!」
デンリナーさんが腕時計を見ながら部屋を出た。
僕とビリーさんも一緒に部屋を出てこの建物から脱出するのですがいきなりアサルトライフルのAKを渡されてもね困るんですがどうしましょう。自分、人1人殺めた事ないんですけど。
デンリナーさんが出口の扉の前で突然止まりました。どうしたんでしょうか?。
「ジェニングス。ここから出口の扉を開けるんだが…一応、確認させてもらう。ここから先は外部の人間に言わないと約束してくれるか?」
なんかいきなり嫌な予感がするんですけど。むしろいきなり改めて確認ってなにか見られてはまずいものが見えるんでしょうか?。
「…時間が無い、扉を開けるぞ」
「ジェニングス、扉を開いたら背を低くして走れよ」
…とりあえず背を低くします。
デンリナーさんが出口の扉を――――蹴り破りました。
いや、あのーたしかに軍事的に合っていますけど開けるですけどね、蹴り破るですよ、それって。
と私は細かいツッコミなどをしましたが。
なんて言えばいいんでしょうか?。その、えっと。
目の前に火の玉が見えるんですけど。こっちに向かって来るんですけど!?。
「なっ!。あっぶね!」
「でっふ!!」
幸いにも当たる前にビリーさんに首を引っ張ってくれて回避しましたが。
ビリーさん、あなたの方が危ないです。首を思いっきり引っ張ったら首の骨折れますよ!。
と言いったかったのですが。うわーなぜでしょうか。
アサルトライフルのAKを持った人がいっぱいいるのですがおかしいですね。目の錯覚ですかね。
戦車が見えるんですけど目の錯覚ですよね?。戦闘ヘリも見えるんですけど、あははは…熱があるんですね、わかります。
「おいっ!!。背を低くしろっての!!」
ビリーさん!!、わかりましたからそんなに腕を引き千切る勢いで引っ張らないでください!!。
痛っい!!ちょっ肩が脱臼しちゃうから!!そんなに引っ張っらないで!!。
えーと。ただいまビリーさんにコバンザメのように離れないようにしています。
ぶっちゃけ、ただ近くで背を低くして走ってます。
とりあえず走ってて分かった事が一つあります。デンリナーさんが外部の人間に言わないと約束させた理由がわかりました。
どうやらビリーさんは超能力(たぶん)が使えるようです。
だって一緒に走っていたらビリーさんが攻撃ヘリを見て「邪魔だっ!!」と言って、片手を攻撃ヘリに向けて振り下ろしたら、攻撃ヘリが凄い勢いで墜落しましたからね。いや、叩き潰した、の方が合っている気がしますけど。ビリーさんが戦車を見たら「吹っ飛べ!!」と言い、今度は片手を戦車に向けたら戦車が本当に|吹っ飛んでいきましたよ《・・・・・・・・・》。見ました?何トンぐらいある戦車が宙返りしましたよ!。
敵の方も…魔法使い(なのかなぁ?)というより魔術師的な…ファンタジーというよりアラビアンみたいな、そんな人達がいるんですけど。白いロープを着ていて杖を持っている人達と言えばわかりやすいかな。魔法をガンガン放っていますけど。
超能力ならまだ信じられるけど魔法使いかぁ…。
まるでマンガか小説みたいだなぁ。夢なのかなぁ?僕はまだ寝ているのかな?。
と頭が少しボーッとしていたら。
なにか熱いものが左に通り過ぎた気がする。
って服の左が燃えてるぅうううう!!!。
「おい、こっちだ!」
ビリーさんが僕の肩を掴んで、ヘリポート(みたいな場所)に引っ張られました。
だからビリーさん!肩を掴む力が強いって!!。まぁ引っ張られて地面を軽く掠ったおかげで体の左側に火傷しないで済みました。左側が少し痛いけど。
さてヘリポート(みたいな場所)に籠ってひたすら抵抗していますが、なぜこの場所にヘリポート(みたいな場所)があるのか?というのは気になりますが今はどうやってこの地獄のようでSFみたいでファンタジーな現実の場所から脱出するんだろう?。
輸送ヘリかなぁと思ったけど、周りにはRPG-7で武装している兵士が大勢、というより攻撃ヘリがいる時点で輸送ヘリで脱出は不可能だと思うんですけど。F/A-18 ホーネット戦闘機が来れば別ですけどね…。
「おい!ジェニングス、さっきから何やっている!!。さっさと迎撃しろ!!」
僕はビリーさんに怒鳴られて、アサルトライフルの引き金を引いてしまった。
少し反動がして軽い音が鳴りいくつかの弾丸が地面に沈んだり、空に消えたが運が悪い兵士が射線上に入ってしまい鉛玉が兵士の体にえぐりのめり込み兵士の生命の息を引き裂き貫通し体が倒れた。
僕は初めて人を殺してしまった。あっさりと簡単に人の命を奪ってしまった。
だが今は絶望していられない。
状況が状況だったしいま撃たなければ殺されてしまう。
まさかだけど脱出の手段をあらかじめ考えないでここにいるわけないよね?。
「いや、ちゃんと脱出の手段はあるわよ」
まだあどけない少女の声が聞こえた気がする。あああ、ついに幻聴が聞こえるようになったのかな。
「女性に対して失礼な言い方ね。あと幻聴でも幻でも無いからね。嘘だと思うなら振り返ってみてよ」
この戦場には汗や泥だらけのイスラムの男達と同じく汗や返り血を浴びたアメリカ人男性三名しかいないはず。
とりあえず、僕は後ろに振り返るとそこには
髪が灰色味と茶色味の入った、砂のような色の金髪 サンディブロンドのボブカット。
身長はデンリナーさんの胸の位置ぐらいで胸は…残念ながら大きくないが…なんというか可愛い少女みたいな気がする。
「男性ってなんでそんな考えをするのかなー?。まぁそんな事は置いといて、ほら、手を出して」
なんで僕の心が分かるんだろうと思いつつ、手を出したら少女はその手を握り。
「デンリナー、ビリー!。あなた達も早く!」
「遅かったな!、忘れているかと思ったぞ!」
「何言ってるのよ!、遅いのはあんた達の方よ!。時間にぴったりテレポートしたら目の前に戦闘ヘリが―――
「もういい。ビリー!、その話はまた今度にしろ!。メリッサ!お前も後にしろ!、テレポートだ!。早くしろ!」
メリッサと呼ばれたサンディブロンドの少女は握ってる手とは別のもう片方の手をデンリナーに差し出して、デンリナーはアサルトライフルを肩に掛けてからその手を握りもう片方の手でビリーの肩を掴んだ。
「よーし、いまだ!。テレポート!」
そこで僕の視界が一瞬で変わった。
この時、僕は空を見上げていた。
上空には陸軍所属のUH-60 ブラックホーク五機が通り過ぎ、丘の向こうにある黒煙を上げている建物に向かって行った。
僕は空を見上げるのをやめて目の前にある物を見た。V-22 オスプレイ、従来の輸送ヘリコプターに比べ、高速かつ長い航続距離かつホバリング・超低空が可能の輸送機だがなんでこんなところに?。
「ジョセフ・ジェニングス諜報員だな?」
女性の声が聞こえた。少女のような声ではなく大人の女性の声が聞こえた。
オスプレイの後部ハッチが開き女性が現れた。
その女性は髪が明るい金髪 ブロンドでセミロング。
身長はビリーさんと同じか少し低いぐらいで服はこの場に合わないレディーススーツで体けっ!。
「ジョセフさんー、それ以上はダメですよー」
えっと、メリッサさんに頭を叩かれましたが、おそらく目の前の女性はキャリアウーマンでしょう。
「さて、ビリーやデンリナーにいろいろと話が聞きたいがまずジョセフに聞き―――
あれ?何か視界がぼやけてきて。
「おいおいどうしたんだ!?」
「おそらく疲労に限界が――――
「話はあとにしましょう!。まずは―――
まぁ疲労で気絶してしまってそのあと本土に病院に運ばれてすぐに退院したけど。
病院を出たらすぐに黒のグラサンを掛けた男性三人に腹パン→膝崩し→倒れた相手にとどめの顔面蹴りという三連続(この間十五秒)で気絶させられ車に乗せられ。
着いた先が中央情報局とは別の異世界対応策局本部に連れ込まれてビリーさんやデンリナーさん、メリッサさん、レディーススーツの人に再会しましたが本人の前で記憶を消すかスカウトするかという話をしていました。
そのあと中央情報局の諜報員で戦闘能力があるからスカウトに決定されて、転属されたりアンドロイドに出会ったりファンタジーの世界に行ったりとそこからいろいろと驚きで神秘で恐怖で大変な日々が始まりました。
2011年
地方都市アボッターバード
《あと、もう少しでジェロニモの家に到着します》
少しだけ懐かしい事を思い出した。
「なぁジョセフ」
「なんでしょうかビリーさん」
「さんはもういいんだが…まぁいいや。しかし皮肉だなぁ。特殊部隊Navy SEALsの試験を落ちた沿岸警備隊の人が中央情報局にスカウトされて、しかも異世界の現象を見てしまったせいで別世界対策局に転属されて、CIAの工作員がどういうわけか今回の任務をSEALsと一緒にやるなんてねー。良かったなジョセフ」
「あなたは少し黙ってください。でないとブラックホークから落としますよ」
無機質な男性の声、アンドロイドのロイドさんがスマートフォンで作戦内容を確認しながら言っています。
「なんだと、このクソポンコツロボット。お前を今すぐスクラップにして自動車に再利用されたいか?」
「おもしろい冗談をしますね。では先にあなたを挽肉にしてカラスのエサにしましょう」
「ちょっ二人とも止めてくださいよ!。なんでここで喧嘩するんですか!」
「ジョセフは少し黙ってくれ、このポンコツをスクラップにするだけだ」
「安心してください、チンピラを挽肉にするだけです」
「黙る事も安心もできないよ!」
こんな人達で大丈夫だろうか。まぁ毎度の事なんですけど。
「ねぇ。バーナード、やっぱりビリーって山賊か狩人のイメージが似合うんだけど」
「あー、メリッサ、確かに合ってるな。ロイドは騎士か執事だよな」
「あの人は女性騎士団長か女性領主でジョセフは…新人騎士か従僕だね」
なんか…合ってるけど気がするけど喜ぶより悲しいのは何故だろう?。
あと、バーナードは面倒みが得意先輩騎士か優しいシェフでメリッサはいたずら好きの女性騎士かメイドだろうな。って全員それで変装した気がするんですけど。
《お前らやる気無いだろ。アンドロイドと不名誉除隊者は今すぐ喧嘩をやめろ。あとそこでファンタジーを語るのはやめろ。今は任務に集中しろ。…一応確認するが中央情報局がジェロニモの潜伏先を発見した。そこで米軍が特殊部隊を投入を決定、生け捕りはしなくていいという事でだ。我々は米軍の要請で特殊部隊を支援もといジェロニモを守護するシャーマンというより魔術師を排除する。質問はあるか?》
「ブラックホークに乗る前に質問したかったんだが…あんたの友人がこの件に関わってるのは本当か?」
《それは答えられんな。ただ…彼女があの時を恨んでいることは確かだ。以上だ。任務に集中せよ》
「…了解した」
自分の装備はアサルトライフルH&K HK416と対戦車ロケット弾M72 LAWで支援をする予定です。
まぁ対戦車ロケットの出番は無いと思いますけどね。
えーといきなりですが僕達はこれから重大な任務に関わるところです。
おそらく世界的に歴史に残る事になりますが。
「おいジョセフ、シートベルトを掴んだらどうだ?」
「えっ?。なんでっぇ!」
僕達が乗っているヘリが大きく揺れた。
あやうく舌を噛むところでしたよ、まぁすぐに引っ込めましたけどね。
「くそ!、あいつが妨害しているぞ!」
どうやら地上の建物の屋上に二人、魔術師がいますね。
彼らは風魔法をこちらに放って妨害し仲間に連絡をする気です。放っておいたら岩石が飛んできますよ。
「バーナード、メリッサ!任務開始だ!。まずは魔術師を黙らせろ!」
「了解!さぁ行くよ!バーナード!」
「わかりましたよ」
メリッサはバーナードの肩を掴んでテレポートした。
テレポート先は地上の建物の屋上の魔術師の背後です。
魔術師に気づかれる前にバーナードはアサルトライフルC8カービン(サプレッサー付き)で二人の魔術師の頭部を撃ち抜いた。
《ビリー!。屋上の魔術師を排除した!》
「了解。配置地点に移動しろ」
《了解!。じゃあ行くかお嬢さん》
ビリーさんはアサルトライフルのM16A4、ロイドさんは特殊部隊御用達アサルトライフルのSCAR-Hです。
装備だけでその人の性格が分かるようになってきたような気が…。
「よーし。もうすぐ配置地点上空に到達する。ヘリが上空でホバリングする。俺達はロープで下降して配置地点に移動する。いいか?俺達は米軍の特殊部隊を支援もとい魔術師を排除するだけだ。ジェロニモは特殊部隊に任せるんだ。もしも特殊部隊がジェロニモを逃したら俺達は妨害、必要なら殺害しろ。いいな?」
「わかりました」
「ロイドは聞こえているよな?」
「安心してください手順はあらかじめ録音で聞いてますから」
「ああそうかよ」
《配置地点上空に到達、ホバリングします》
ビリーは輸送ヘリのドアを開けロープを降ろして一番乗りに滑り降りた。ロイドはロープを使わず輸送ヘリから地面へ飛び降りた。普通の人がこの高さから飛び降りたら大怪我を負うがアンドロイドの彼なら無傷で済む。
さてそういえばビリーやデンリナーさん達に会ってあれから4年流れて。
本当にいろいろあったなー。ファンタジーな世界に行ったり逆にSFの世界にも行ったり、まぁ騒ぎに巻き込まれたり殺されそうになったりそんな事がありましたねー。
「どうしたジョゼフ!。まさか今更ロープ降下が怖いとか言うわけないよな!」
前にビリーさんが輸送機から僕を落としましたよね?。
忘れてませんよね?。
では昔話はここで止めて任務に取りかかります。
僕はロープを掴みラペリングの体勢を整えて滑り降りる。
こんどまた出会えたら違う話をしますので。
さようなら。
あと二つ書いたら設定を書く予定。




