FN SCAR
私は左利きなのでこの銃は嫌いかな~。良い銃なんだけどね?
MASADAACRと一緒に読むことをお薦めします。
MASADAACRとそっくりな外見をしている銃。MASADAACRを作るに当たり、マグプル社が参考にした銃。正直丸ぱく・・・んん!
ACRと同じくM4ではアッパーレシバーをストックの接続部分まで一体化したため信頼性が向上しており、レールを前から後ろまで施されている。またショートストロークのボルトを使っているためにこれまたACRと同じくボルトの位置が前方向にきておりストックにチークピースが付属している。
基本的にACRの利点はほぼ持っている銃なので差異を記述していく。
1・ボルトリリースボタンだけはACRと違いM4と同じくしゃもじのようなあのボタンのままであるため押しにくいのにかわりはない。
2・ボルトハンドルがボルトと連動しているため持ちかたによっては、光学機器によっては破損が生じる(ただし最新のバージョンでは連動しないようになっている。又邪魔くさいガス調節機の保護キャップが取り外されていて後ろのサイトも固定ではなく取り外し可能になった)。
3・ACRが銃弾一発あればなにもかも解体可能であったのに対してSCARではレンチやドライバーなど複数の器具がないと完全意は分解出来ない(ただしそれは銃身の取り外しやガスマニュピレーターまで含めた話でよほどの事が無い限りそこまで分解はしないはず)。
4・非常に精度の良いマズルブレーキが装着されていてM4にくらべ反動を20%、銃口の跳ね上がりを40%近く削減出来たがそのかわりガスの噴出が派手になり埃をACRやM4に比べて跳ね上げるようになったし、そのせいでサプレッサーを装着するには特別の改造を施さなければならなくなった。
5・通常運用で既に折りたたみストックの不具合が報告されておりストックの信頼性に欠ける。
6・SCAR-Lで銃身から銃弾が飛び出る際に発生する電子パルスが強すぎて搭載した光学機器を破損するトラブルが相次いだ。現在改修しているようだがこの風評は致命的とも言える。
7・SCAR-LとSCAR-Hがあり前者は5・56、後者は7・62である。
8・銃身は他の口径への取替はできない。
9・排莢が後方にされるので大柄で左効き、もしくは左側に壁がある際に自分にあたってしまう(薬莢は非常に熱いため服の中などに入ってしまうととても大変。22口径でさえ大変な目にあった)。人によっては後方に飛ばしたほうが踏んで転ぶ危険性が少なくなるので良いと言う人もいるが左利きのシューターにとって肩にかするくらいの位置に薬莢が飛んでくるのは正直嫌がらせ。
ここまで悪い違いを書いたがここからは良い面を書いていく。
1・ACRと違いハイティーングリップでもセレクターが手に引っかからない
2・反動や銃口の跳ね上がりが少ない。
3・M4よりも正確なACRよりも命中精度が良い。
4・トリガー周りがFN独自のものになっておりトリガーの引きがAR系統より遥かに軽い。
5・F2000やXM8等次世代銃の製作経験が豊富なためメカニズムの会社への信頼性が高い。
6・グリップが交換可能である。
と非常に優れた銃であることがわかる。デメリットの方を多く書いたが正直問題になるのは9と5くらいで、初期ロットを買わなければどうという事は無い。他のデメリットは趣味の問題程度。
現在一部米軍にて制式採用されているが、米軍の進めている6・8ミリ弾プロジェクトにも野心を見せており、FN社は米軍の銃全てをこの銃でまかなうことを狙っているようだ。
ただしACRのように泥に突っ込んでも撃てるほどの信頼性があるかどうかはわからない。仮に無いとすると銃身の取り外しに時間がかかりまたレンチとドライバーが必要なためその場で整備というわけにはいかないだろう。