TAURAS Judge
銃の会社というとアメリカやフランス、ベルギー、ドイツ、スイスやロシアが有名です。ブラジルというとあまりピンと来ない人も多いと思いますが中南米においてトーラスという会社は大きなシェアを誇っています。トーラス又はタウルスと読み、意味は牛を指します。
元々はベレッタやS&M社の下請け会社でありましたが近年ポリマーフレームを多用した自社製品をよく見かけるようになりました。
この会社の製品は少しばかり安っぽい感じのする製品が多いですが面白いものが多く、事実漫然とライセンス製品を作っているのではなく1つ、二つとなにか自社らしさを付け足して販売していました。
その中でこの会社を一躍有名にさせた、某魔法少女を彷彿とさせる『レイジングブル』はおそらくどこかで聞いた事があるのではないでしょうか(恐らく元ネタ)。
この銃はとにかく41マグナムや44マグナム、454カスール弾とでかい弾ならなんでも撃てるように作られているリボルバーけん銃です。そのごつい銃身にでんと書かれたレイジングブルのロゴと上に四つ空いた放熱ようのあなと先端近くにある制動用の小さな丸穴から立ち上る熱気に圧倒されるような銃です。
そしてそのレイジングブルと同じくマグナム弾を発射することから『レイジングジャッジ』の愛称で知られる銃がトーラスジャッジです。
この銃は車上や玄関先での護衛目的で開発された銃で、その特性上あまり精度はよろしくありません、しかしながらこの銃の最大の特徴がその欠点を補っています。
この銃は44マグナム、454カスール、そして410弾等様々な弾をシリンダーを変えることなく装填することができます。
そしてこの410弾が最も重要なのです。
このジャッジは様々な銃弾を撃ちますが重要なのは『散弾銃』であるということです。410弾は見た目はショットシェルをスリムにしたような形をしており、ウィンチェスター社の三発玉を始め12発玉や20発玉等様々な散弾を発射出来ます。
ショットガンの解説で述べたようにショットガンとはスラッグなどの一発玉や珍しいものでは鎖でつながれた二つの玉を打ち出すと武器ではありますが、その目的は空を飛ぶ鳥などを撃つための散弾を撃つ為にライフリングが施されていません。
そのため実はある程度の距離が無ければ弾はをれほど散らばりません。ハンドガンの間合いなどでは殆ど玉が散らばる事はないということです。
これを補うためにジャッジでは、あえてライフリングを施し、玉をバラつかせるように工夫しました。
結果このレイジングジャッジはショットガンより遥かに小さいにもかかわらず使う弾によってはショットガンの散弾の三分の二程度の威力を発揮すること可能になりました。(2mで30センチまんべんなく)
その有用性はヘタなソードオフショットガンをしのぎます。
色々なバリエーションがあり、通常の六発入るジャッジ、七発入るジャッジウルトラライト(1・7キロもあってどこが超軽いのか甚だ疑問ではあるが)、五発入る二インチバレルのジャッジパブリックディフェンスなどがあります。
おすすめはウィンチェスター.410弾ですね。
近年ではレスリーサル(非殺傷ではない)を専門とする会社なども存在し、弾丸が通常より大きなジャッジは殺傷武器としても、レスリーサル武器としても有用性を確保しつつある。既にいくつかの国の特殊部隊などでも採用されており、スタンガンのような発火や心臓発作を抑制できる銃として可能性をしめしつつある。
正直ソードオフショットガンより場所取らないし連射出来るしスピードローダー使えば装填早いしこっちの方が有用なのでは無いでしょうか?マグナム弾も入るのでドアをぶち破るのにも有効ですし何より室内で使いやすい!七発も入るショットガン使ったら長くて仕方無い。