S-23(瀬名ルート・第23話) 【独自ルート】瀬名、孝の母について語る。(前半)
【空想】
3月下旬、私(=瀬名)と里子さんと孝さんは一緒に図書館で勉強していた。
里子さんはラクロス部の練習の合間に勉強している。
ラクロス部の練習で疲れているだろうに、、、口には出さないが感心している。
孝さんが席を外した時、里子さんは私(=瀬名)に語り掛けた。
「瀬名、、、お前、下宿を始めたけど、、、
(S-22)
土日はどう過ごしているんだ?」
私(=瀬名)は図書館の天井を見上げながら答えた。
「土曜日の午前は、、、
私(=瀬名)も、孝さんも、互いの部屋を掃除しているの。。。」
私(=瀬名)はなおも天井を見上げながら答えた。
「土曜日の午後は、、、
一緒に図書館に行って、勉強して、、、
夕方以降は私(=瀬名)の下宿に移動して、
夕食を一緒に調理し、食して、その後も勉強しているの。。。」
里子さんはあきれて語り掛ける。
「土曜日も勉強しているのかよ。。。」
私(=瀬名)は苦笑いを浮かべて答えた。
「孝さんへ特別に課せられている課題が、とっても、難しいの。。。」
(S-21)
里子さんはため息をついて問うた。
「じゃあ、日曜日は?」
私(=瀬名)は苦笑いを浮かべたまま答えた。
「日曜日は、隔週で、孝さんをはじめ、
I大の100分の1の男性達は全員、バスに乗って、どこかにいくの。。。」
里子さんは驚いた。
「え? なぜ?」
私(=瀬名)は両方の手のひらを上に向けて、苦笑いを浮かべたまま、顔を横に振って、答えた。
「孝さんは
『守秘義務がある』
と言って、何も教えてはくれないの。。。」
私(=瀬名)は両手を下ろし、顔を横に傾けて、続けた。
「綾子に、
『俊君から詳細を訊いてくれないか?』
って頼んでみたけど、、、
綾子も
『俊は話してくれない』
って。。。」
里子さんはスマホを取り出し、誰かに電話した。
里子さんは通話を切ると、ため息をつき、語り掛けた。
「久美子に訊いてみたけど、、、
やっぱり、
『竜二は何も話してくれない』
って。。。」
私(=瀬名)はつぶやくしかなかった。
「やっぱり。。。」
孝さんをはじめ、100分の1の男性には、恋人にも話せない、何か重要な秘密があるらしい。。。
でも、交際を始めたばかりの私(=瀬名)が、孝さんに問い詰めるのは憚られた。
里子さんは気を取り直して、私(=瀬名)に問うた。
「瀬名、、、じゃあさ、、、
残りの隔週の日曜日はどうしているんだ?」
私(=瀬名)は微笑み答えた。
「午前中はね、、、
私(=瀬名)の下宿で、孝さんと菓子作りをしているの。。。
あ、菓子作りは私の趣味だから、孝さんに手伝ってもらっているの。。。」
不意に私(=瀬名)は思い出して吹き出した。
「(吹き出して)ごめん、ごめん。
孝さん、不器用でね。。。
粉まみれになりながら、楽しく菓子作りを手伝っているわ。。。」
(第95話)
里子さんは鼻先で笑った。
私(=瀬名)は、苦笑いを浮かべて、話しかけた。
「午後は土曜日と同じね。。。
一緒に図書館に行って、勉強して、、、
夕方以降は私(=瀬名)の下宿に移動して、
夕食を一緒に調理し、食して、その後も勉強しているの。。。」
里子さんは恐る恐る問うた。
「土日に外出はしないのか?」
私は苦笑いを浮かべて答えた。
「土日に外出はしないわね。。。
ま、そもそも、孝さんの場合、事前に外出許可を得る必要もあるし。。。
週1回、平日、スーパーの買い出しのため、
外出許可を得た上で外出して、そのついでにファミレスに寄るくらいね。。。
付き添い1人あたり1時間の外出時間が認められているから、
本当は1時間以内に帰ってこないといけないのだけど、
30分程度の超過なら怒られないの。。。
スーパーで買い出しを慌ただしく行って、ファミレスでデートくらいかな?」
里子さんはあきれたように苦笑いを浮かべた。
私(=瀬名)は気になり、里子さんに問うた。
「ところで、里子さん。。。
どうして、土日について訊くの?」
里子さんは話しにくそうにしていたが、数秒後、意を決したように、口を開いた。
「実は、孝のお母さんに興味があるんだ。。。」
私(=瀬名)は何を言いたいのか分からず、戸惑った。
「え?」
里子さんは私(=瀬名)の戸惑いを無視して、話を続けた。
「ほら、孝のお母さんは、
孝に
『やりたいことができないとき、すべきことをしなさい』
と言って、立ち直らせただろ?」
(S-20)
私(=瀬名)はなおも里子さんが何を言いたいのか分からず、戸惑った。
「まあ、そうなんだけど。。。」
里子さんは更に話を続けた。
「孝のリフォームで一度会っているんだけどさ~。
(S-17)
あの時は慌ただしくって、ロクに会話できなかったじゃないか。。。」
私(=瀬名)は戸惑いながらうなずいた。
「ええ。。。」
里子さんもうなずいて話を続けた。
「だからさ~。 どこかで、孝のお母さんと話がしたいんだよ。。。」
私(=瀬名)は戸惑いながら、里子さんに促した。
「つまり、孝さんのお母さんと会いたいと?」
里子さんはうなずいて、語り掛けた。
「でもさ~。
孝の恋人でもない私(=里子)が用もないのに、会いにも行けないからさ~。」
私はなおも戸惑いながら促した。
「だから?」
里子さんは言いにくそうにしていたが、再度意を決したように話した。
「瀬名。。。
お前、恋人として一度も孝のお母さんに挨拶に行ってないだろ?
その挨拶に私もついていきたいな~って。。。」
私(=瀬名)は苦笑いを浮かべ、答えた。
「ははは。。。そういうこと。。。」
私(=瀬名)は苦笑いを浮かべたまま、話を続けた。
「実は、孝さんと、孝さんのご家族は、
テレビ会議を定期的に行っているの。。。」
里子さんは驚く。
「え?」
私(=瀬名)は里子さんの驚きは無視して、話を続けた。
「で、、、そのテレビ会議に、一度飛び入りして、挨拶したの。。。」
里子さんは戸惑いながら、私(=瀬名)に問うた。
「でも、リモートでなく、、、
一度、ちゃんと孝の実家に訪問して、挨拶しないといけないんじゃないのか?」
私はうなずき答えた。
「ええ。。。
私も、一度、孝さんと一緒に、孝さんの実家に訪れて、
ちゃんと挨拶したいと言ったのだけど、、、
孝さんのお母さんから断られたの。。。
それだけでなく、孝さんからも、孝さんの妹さんからも
『やめた方が良い』
って言われちゃったの。。。」
里子さんは驚き、尋ねた。
「え!? 一体なぜ?」
(次話に続く)
この駄作も250番目のエピソードとなりました。
これも、読んでくださる皆様のおかげです。
よろしければ、感想や評価を頂ければ幸いです。
次話は2025年2月15日の午前0時に更新予定です。




