表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
180/265

第179話 共通テストで缶詰、再び(その1) ーテスト期間中の予定ー

愛唯(メイ)です。私が修士2年の1月、バカ(=孝)が博士1年の1月、I大に再び大学入試の季節がやってきた。

そう、共通テストがI大で実施される。

 

 

 

 

 

結婚後、共通テストは実家で過ごしていた(第156話)。

 

しかし、今年はバカ(=孝)が助教として働いているため、バカ(=孝)はI大の教職員として、共通テストの対応をしなくてはならない。

 

ちなみに、バカ(=孝)をはじめ、100分の1の男性の教職員は、I大では数名いる。

その数名の100分の1の男性の教職員も、共通テストの対応をしなくてはならない。

 

 

 

 

 

実はね、守衛さん達は、100分の1の男性の教職員については、共通テストの対応してほしくないらしい。。。

実家に帰るか、共同住宅でじっとしてほしいんだって。。。

 

あくまで、撫山教授からの『ナイショの話』なんだけど。。。

 

 

 

と言うのもね、、、


共通テスト期間中は、男子受験生だけでなく、100分の1の男性の教職員も警護しなくてならないから、、、


守衛さん達が大変なんだって。。。

 

 

 

と言って、、、


共通テスト100分の1の男性の教職員だけ働かないのも、、、


他の教職員の不満が生じてしまう。。。

 

 

 

 

 

そこで、守衛さん達と、大学当局の妥協点として、、、

 

100分の1の男性の教職員は、男子受験生の身の回りの世話をすることが多いんだって。。。

 

と言うのも、、、


守衛さん達は、男子受験生達も、100分の1の男性達も、まとめて警護すればよいわけだから。。。

 

 

 

で、、、バカ(=孝)は、、、


共通テスト期間中は、男子受験生達の身の回りの世話をすることになったって訳。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、センターテストの数日前、バカ(=孝)は当初、ヨメンズには実家に帰ることを勧めたんだ。。。

 

「センターテスト期間中は、

 僕は共同住宅を朝6時30分に出て、戻るのは夜8時30分です。

  

 朝・昼・晩の食事も男子受験生と共に頂く予定です。

        

 つまり、ただ、風呂と寝るためだけに、僕は共同住宅に戻るだけです。

        

 だから、愛唯さん、優子さん、瀬名さんは、実家に戻ったらいかがですか?」

 

 

 

ヨメンズは顔を見合わせてね。。。まず、優子が口を開いたの。。。

 

「去年まではRRFM社の子会社で働いていて、

 平日は毎日出勤しなくちゃいけなかったから、、、

        

 入試で大学が閉鎖されたら、出勤できなくなるから実家に戻った。。。

        

 でも、今は、RRFM社からの社命で特別研究生だし、

 週1度、RRFM社に報告のため出勤しなくちゃいけないけど、

 無理に共通テスト期間中は前後1日を含めても、出勤する必要はないの。。。

        

 つまり、無理に実家に戻る必要はないわ。。。

        

 それより、4日間、孝が心配よ。。。」

 

 

 

瀬名も続く。

 

「そうね。。。

  

 去年まではNOH市の高校教諭で、

 平日は高校に毎日出勤しなくちゃいけなかったから、、、

        

 入試で大学が閉鎖されたら、出勤できなくなるから、

 私も実家に戻ったわ。。。

        

 でも、今は、私はI大の付属高校の教諭よ。。。

        

 付属高校はI大の構内にあるから、

 共通テスト期間中は前後1日を含め、付属高校も休校なの。。。

        

 つまり、無理に実家に戻る必要はないの。。。

        

 それよりも、私も、4日間、旦那様(=孝)が心配ね。。。」

 

 

 

もちろん、私もバカ(=孝)が心配だ。

かつ、私は修士2年で、修士論文の追い込みの時期に来ており、無理に実家に戻る必要はない。

 

 

 

ということで、ヨメンズは3人とも、共通テスト期間中は前後1日を含めて、共同住宅で過ごすことになった。

 

 

 

でも、これがまー、ストレスが溜まったんだけど。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は共通テストの2日前の木曜日はI大は休校なんだ。

 

木曜日に試験会場を設定する。バカ(=孝)は職員さん達と一緒に、試験会場の設定作業を行っていた。

 

 

 

で、金曜日は休日、というより共通テスト期間中、働いたことになるので、その代休ってわけ。

実は、共通テスト翌日の月曜日も代休ってことで休日になる。

 

しかし、、、夜8時まで共同住宅の出入口に守衛さんが立って、缶詰状態でした。。。

 

まあ、2年前の後期日程のときより(第156話)、4人一緒だから、ストレスは小さかったな。。。

 

 

 

あくまでも、『この時は』なんだけど。。。

 

 

 

夜9時に4人で学内を散歩してね。散歩から戻ると、4人で飲んで、「明日から頑張ろう!」って気合を入れました。

 

でも、、、次の日からキツカッタ~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、共通テスト数日前のバカ(=孝)の話に戻るんだけど、バカ(=孝)は共通テスト期間中の予定を私達(=ヨメンズ)に話してくれたんだ。

 

「I大には、男子受験生専用の試験会場が設置されます。

 そして、その試験会場に隣接する建物に男子受験生専用の控室も設置されます。

        

 共通テスト期間中は、その専用試験会場と、専用控室のある建物と、

 および試験会場と控室のある建物との連絡路は、

 関係者以外は立ち入り禁止となります。

        

 試験会場の出入口、控室のある出入口には、

 守衛さんか、または応援にきた警察官が立ちます。

        

 そして、試験会場と控室のある建物の連絡路、実は空中廊下なんですが、

 そこにも守衛さんが立ちます。」

 

 

 

バカ(=孝)は、共通テスト期間中の朝の予定を話した。

        

「男子受験生達と、僕達100分の1の男性職員は、朝6時45分に点呼を取った後、

 朝7時15分までに簡易宿泊所から控室へ移動します。

        

 そして、その控室で朝食を取ります。」

 

 

 

バカ(=孝)は続ける。

 

「朝7時半、男子受験生達が控室に移動完了したことを確認すると、

 I大のセキュリティゲートがオープンとなり、

 それ以降は、I大の出入りは自由になります。」

 

 

 

 

 

瀬名は戸惑いながら問うた。

 

「つまり、朝7時半のセキュリティゲートのオープン前までに、

 簡易宿泊所から控室に移動しなくちゃいけないと?」

 

 

 

バカ(=孝)は黙ってうなずいた。

 

 

 

優子も戸惑いながら問うた。

 

「朝7時半のセキュリティゲートのオープン前までに、

 簡易宿泊所から控室に移動しなくちゃいけないから、

 朝食は控室に移動した後になるってこと?」

 

 

 

バカ(=孝)は黙ってうなずいた。

 

 

 

ヨメンズは戸惑いながら、お互いを見つめ合った。。。

 

 

 

 

 

バカ(=孝)はさらに続けた。

 

「朝9時半から夕方6時10分まで、共通テストの第1日目が行われますが、

 僕は男子受験生の専用控室に常駐して、男子受験生の世話ですね。。。」

 

 

 

私は戸惑いながら問うた。

 

「男子受験生の世話って何?」

 

 

 

バカ(=孝)は苦笑いを浮かべて答えた。

 

「選択科目によっては、かなり長い時間、控室にいる男子受験生もいますから、

 彼らがリラックスできるように気を配ったりですね。。。

        

 実は控室は複数用意していて、テレビが上映されている控室もあります。

 また、ゲームやスマホ自由の控室もあります。


 ただし、通話や、カンニングが疑われる行為はNGです。

 そう言った行為が行われていないか、チェックするのも僕の役割ですね。

        

 でも、時々、点呼を取らなくちゃいけませんから、

 定期的に男子受験生は一つの控室に集まらないといけません。。。

        

 あと、昼食も男子受験生達は控室で食しますし、昼食の手渡しとか、、、

        

 また、1日中、男子受験生は試験会場と控室に閉じ込められるわけですから、

 体調に気を配ったり、、、

        

 ですね。。。」

 

 

 

 

優子があきれて問う。

  

「でも、孝は手持無沙汰になるときが多いんじゃない?」

   

 

 

 

バカ(=孝)は苦笑いを浮かべたまま、うなずいた。

 

「ええ。。。

  

 だから、ノートパソコンを持って、

 控室からリモートで研究室につないで研究活動します。

        

 なので、共通テスト中でも、僕にはメールとかチャットは届きます。

        

 でも、ビデオ通話とか、僕のスマホには通話は掛けてこないでください。

        

 僕の不用意な会話で、

 男子受験生達がリラックスできなくなるかもしれませんから。。。」

 

 

 

ということで、テスト中はヨメンズはバカ(=孝)にメールやチャットを飛ばした。

 

まあ、これで、少しは缶詰め状態のストレスは緩和できたんだけど。。。

 

 

 

 

 

話を戻そう。

 

バカ(=孝)は夕方以降の予定を話した。

 

「夕方6時25分に、試験会場から控室に移動し、

 点呼を取り、男子受験生の全員を確認すると、

 女子受験生に試験会場から出ることを許可します。

        

 控室にいる男子受験生には夕食が提供されます。

        

 ま、僕を含め、100分の1の男性教職員も控室で夕食をとりますが。。。」

 

 

 

バカ(=孝)は続ける。

 

「夜8時までに女子受験生にはセキュリティゲートの外に出てもらい、

 夜8時にセキュリティゲートを閉じます。

        

 その夜8時から8時30分までに、

 男子受験生と、僕を含め、100分の1の男性教職員は、

 守衛さん達と警察官の10数名に周囲を警護されながら、

 控室から簡易宿泊所へ移動します。

        

 ま、控室のある建物から、簡易宿泊所までは非常線が張ってありますが、、、

        

 守衛さん達曰く、

  『セキュリティゲートを閉じたばかりで、

   学内の安全を確認したわけではないから、

   簡易宿泊所への移動後、点呼で確認するまで間は、

   【もっとも緊張する30分間】』

 とのことです。。。

        

 知っての通り、簡易宿泊所の隣に、共同住宅がありますから、、、

        

 僕ら、100分の1の男性の教職員はそこで分かれ、

 お役御免で、共同住宅に戻ります。。。

        

 ま、共同住宅まで守衛さんの護衛がつきますけど。。。」

 

 

 

優子は戸惑いながら問うた。

 

「どうして、セキュリティゲートを閉じた直後に、

 男子受験生を簡易宿泊所まで移動させるの?

  

 安全を確認した後で、男子受験生を簡易宿泊所へ移動させて方がよくない?」

 

 

 

バカ(=孝)は苦笑いを浮かべて顔を横に振った。

 

「そうすると、男子受験生が簡易宿泊所に戻るのが、

 夜10時30分以降になります。入浴の時間が遅くなります。

        

 翌日も共通テストが開かれ、

 朝7時に宿泊している簡易宿泊所から控室に移動しないといけません。。。

        

 よって、夜10時30分以降に簡易宿泊所に帰って、入浴すると、

 十分な睡眠時間が取れないケースもありえますし。。。」

 

 

 

瀬名はため息をついてつぶやいた。

 

「そうか。。。」

 

 

 

バカ(=孝)は続けた。

 

「話を戻すと、

 夜8時にセキュリティゲートを閉じて、

 僕達、100分の1の男性教職員以外の教職員と、守衛さん、

 そして応援に来た警察官で手分けして学内を見回ります。

        

 約2時間後の夜10時に安全を確認すると、

 共同住宅の出入り口に立っている守衛さんも離れ、

 僕達(=ヨメンズ、孝)は学内なら散歩は自由になります。。。」

 

 

 



だから、バカ(=孝)は苦笑いのまま、共通テストの数日前、ヨメンズに実家に帰ることを勧めたんだ。。。


そう、今話の始まりに戻る。

 

「センターテスト期間中は、

 僕は共同住宅を朝6時30分に出て、戻るのは夜8時30分です。

  

 朝・昼・晩の食事も男子受験生と共に頂く予定です。

        

 つまり、ただ、風呂と寝るためだけに、僕は共同住宅に戻るだけです。

        

 だから、愛唯さん、優子さん、瀬名さんは、実家に戻ったらいかがですか?」

 

 

 

 

 

でも、私達ヨメンズは、実家に戻る必要性もないし、バカ(=孝)の話を聞いて、逆に心配になっちゃって、センターテスト期間、共同住宅で過ごすことにしたんだ。。。


これが、まー、大変だった。


(次話に続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ