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感想受付停止しているエッセイや雑文達

作者名を変えられる機能に対して、問題提起をしてみる

作者: 闇あっちいけ

 



 小説を投稿する際、作者はペンネームとして作者名を入力することが出来る。

 そこに何も入れなければ、なろうに登録したハンドルネームがそのまま作者名となり、何か入力すればその作品の作者名は入力されたものになる。



 なろうに投稿したことがある奴ならば知っている機能だろう。

 ここでこの機能について、要不要の議論をするつもりは毛頭ない。あれば便利だろう、作風に応じてペンネームを変えたりしたい奴もいるだろう。


 使いたい奴は使う。使いたくなければ使わなければいい。以上だ。


 今回、俺が問題提起したいのはこの機能を使っての、悪用についてだ。





 まず、大前提としてだが。

 サイトに登録しているハンドルネーム、これは重複不可だろう。面倒くさいから捨て垢作って確認なんてしてないから、誰か暇な奴が検証しておいてくれ。

 (11月24日追記/読者からの感想で教えてもらったが、なんとこのサイト、ハンドルネームすら重複可能らしい。20年くらい前の投稿サイトですら重複不可だったのに、なんでだろうなぁ、マジで)


 それに対してペンネーム。これはなんと重複可だった。

 これは実際に試してみたと公言しておこう。お気にユーザーの名前を、非公開にしておいた自作品のハンドルネームに入力してみたら登録完了になっちまったんだから驚きだ。

 もちろん、小説ページの作者名もお気にユーザー様の名前にすげ変わっていた(黒くなってたけどな)


 つまり、この機能を使えば気になるあの人を装うことも出来るし、憎いアイツの名前を騙ることも可能だ。どうだ、悪用できそうな匂いがプンプンしてくるだろう?




 さて、他にも言いたいことは色々あるが、まずはここで俺が考えた悪用の手順を述べておこう。


 1、非難殺到間違いなしのエッセイを書く。例えば、特定の思想や思考を持っている人を貶めたり、どうにもできない他人のコンプレックスを突っついたりな。

 2、ペンネームを憎いアイツの名前にする。

 3、複垢をたくさん作ってその作品をブクマ+10ポイント入れて持ち上げる。感想欄でも大いに持ち上げる。


 こうすれば嫌でも他人の目に着くだろう。エッセイは日間ランキングに載りやすいジャンルだからな。複垢2つでも作って22ポイントでも入れれば20位くらいにはいけるだろう。


 そうして世の読者の目に着かせればこっちのもんだ。以下、読者視点のつもりで書く。


 1、エッセイの内容で眉を顰める、こいつこんな話書く奴だったんだな。

 2、批判しようと感想を開く。すると賛美の声を上げている感想があり、それにまんざらでもないような回答をしている作者が目に入る。

 3、うわ、こいつこんな思想の奴らともつるんでたんだ……内容も含めて幻滅だわ。

 4、以降、その作者の作品を読まなくなる。


 以上、俺が考えた悪用の手順だ。


 ただ、善良なる心根を持った俺が即興で考えた方法だから、もしかしたら手抜かりがあるかもしれない。本気でやろうとしている悪党なら、もっとスマートな方法を思いつくかもしれないなとは思う。






 ―――さて、ここまで語ってきた悪用の方法だが……俺と同じく善良なる作者のみんな、安心して欲しい。我らがなろう運営様はちゃーんとこれらの事態に対して予防線を張っておられる。


 『規約の第14条の3』。簡単に言うと他人の名誉を棄損する行いをしたらただじゃおかねぇって書いてある項目だ。


 これに則れば、意図的であろうとなかろうと実在するアカウントの名を騙り、そのアカウントの名誉を傷つける行為をした時点でお咎めを喰らう。悪質な内容であれば即刻垢BANも有り得るだろう。


 だから俺と同じく善良なる作者のみんな、安心して欲しい。悪は滅びる運命にあるのだから。






 ―――という結論じゃ終われないよな。ここで安心しきって筆を置いたら俺はとんだ甘ちゃんだ。


 よく考えて欲しい。悪意ある奴はそれを為すためにサブアカウントを1つ用意すればいいんだ。サクラ的な意味でも、もう2,3個でもアカウントを用意すれば大きな花火を打ち上げられるだろう。


 エッセイを多く上げている人達がいるよな。あれはエッセイの内容もそうだが名も重要だと思っている。

 他人と同じタイトルや議題であっても、『この人はどんな考え方をしているんだろう』っていう興味で見に行く人も多いだろう。つまり、ファンだ。あいつらには熱烈なファンがついている。


 同時に、アンチも多いんだろうな。意見を言うってことは同調もされれば反感を買うこともあるだろう。

 10のうち9の作品は納得できるが、1の作品での考え方が気にくわなかった。だから、俺はあいつが嫌いだ、なんて人もいるだろう。


 悪意ある奴は、その『1つ』を作りに来るぞ。不特定多数の奴に読ませ、感想で炎上させ、頃合いで作品を消せばいい。その作品が、真に誰が書いたか追う術がそれでなくなるんだ。


 きちんとした読者は、作者マイページまで飛んで偽物だということに気づいたり、そもそも狙ったアカウントをお気にユーザーに登録している読者はホーム画面でお気にユーザーの新着小説に載っていないからおかしいと気づくだろう。


 ただ、俺みたいに新着から作品を拾おうとしている奴は騙されるぞ。そしてそれを読んで、『うわ、こいつこんな奴だったんだ……』と思ったらそれ以降、そいつの作品を読まなくなる。その小説がいつの間にか消えていても(BANであっても削除であっても)、都合が悪くなって作者(本物の)が消したんだろうなとしか思わないだろうしな。


 ……何が言いたいかと言うと、読者の記憶にはきっとその悪意の爪痕が残る。それを弁明するのは、悪意の標的にされたユーザーしかない。活動報告や、事のあらましを綴った作品を書いたりして、誤解を解く努力をしなければならない。


 犯人は大喜びだろうな。火消しに躍起になっている相手を見て、それで満足だ。

 それに自分には痛みはない。捨て垢が1つなくなったくらいだ。


 その後は、もしかしたら同様の手口で愉快犯が蔓延るかもしれない。この悪用は手順が簡単だからな。真似してやるやつが出るかもしれない。


 そうしたら、なろうはどうなるか。

 読者は乱立する出鱈目なクソ作品の中から真実の作品を見抜く努力を強いられる。

 作者も自分の名前で乱立するクソ作品を次々と運営に報告し、削除してもらうよう動かなくてはならなくなる。


 ―――さあ、ここまで書いたらあとは分かるだろう?


 なろうがクソ小説の温床と成り果てる術がここに書かれているんだ。


 犯るか否かは、読んだお前の悪意次第……






 というわけで。


 たとえペンネームであっても他のアカウント名との重複判定機能をおつけになった方が良いのでは? と、私めは思った次第でございます(てへぺろ


 

 

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