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my都市鉄道経営記  作者: つぼみの紫陽花
1/10

Part1

Part1

異動


注)この物語は、会社の構造をほぼ知らない学生が書いたフィクションです。実際の鉄道会社の組織とは大きく乖離していると思われます。また、この物語に出てくる「舞倉市」「my都市鉄道」「my都市開発鉄道」及び登場人物は架空の都市、団体、人名です。


登場人物

P:社長 紫川(しかわ) 陽一(よういち)

M:主人公/鉄道事業本部 花守(はなもり) 裕也(ゆうや)

W:同僚/鉄道事業本部 和方(わかた) 明人(あきと)

E:鉄道事業本部長 榎田(えのきだ) 和寛(かずひろ)

A:建設課長 葦沢(あしざわ) (たく)

T:設備課長 十島(とじま) 圭史(けいじ)





M:「舞倉市…今日からこの街で働くのか…」

私は、希望と不安の混じった面持ちで、新しい生活の舞台となる舞倉市を見下ろしていた。

私は、花守裕也。今年で27になる。今年の4月1日付で前任のmy都市開発鉄道車両部から、今年設立されるグループ会社のmy都市鉄道鉄道事業本部に異動となった。

舞倉市街地にほど近い、海上空港の舞倉空港へのフライトの間、私はこれからのことについて考えていた。

これから生活することとなる舞倉市は、東と南を海に、北と西を海に囲まれた南北約6km、東西約4kmの三角州にある人口約50万人の都市だ。政令指定都市にこそなっていないが、この狭い範囲に商業地区、住宅街、マンション街、貨物ターミナル、港や空港などがあるため、相当人口密度は高い。この街の交通事情はお世辞にも良いとは言えず、市の中心部の大通りは常に渋滞し、唯一の公共交通であるバスも、定時に来ることはほぼないという。鉄道が通っていた時期もあったらしいが、慢性的な赤字に悩まされ、減便に次ぐ減便により、さらに利用客が減り、最終的には経営破綻し廃線となり、構造物は放置された。(ただしうち2駅の駅ビルのみショッピングモールおよびオフィスとして活用されている。)このようなことがあったため、市民は鉄道の復活より車での移動を選択するようになり、今に至る。また、舞倉市の南端には舞倉空港があり、国内線は東京(羽田/成田)に1日5社20/6往復、福岡に3社14.5往復、大阪(伊丹/関空)に4社13.5往復/5往復、那覇の4社11往復、札幌(新千歳)に3社10往復、その他地方路線多数で合計173往復/日。国際線は仁川、北京、上海、台北、香港、シンガポール、バンコク、ホノルル、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、ドバイ、ロンドン、パリ、フランクフルトなどに合計86往復/日が運航されている。

舞倉市の説明はこれくらいにしておき、当社の目標は、この街に鉄道を整備し、黒字経営で運営することである。市の交通状況をよくするこの計画は、市が鉄道事業者各社に打診し、各社がそれぞれアピールをした結果、我が社がこの街の鉄道の路線免許を獲った。私は、その中で各部の意見の調整や取りまとめをする鉄道事業本部のうち、車両部出身のメンバーの一人として異動することとなった。(なお、鉄道事業本部の下にある車両部、設備部、建設部、運輸部、営業広報部の出身メンバーからそれぞれ4人ずつ集めた合計20人で構成される)

仕事始めは明日だ。早速顔合わせを兼ねた会議が明日の朝イチである。今日は移動と引越し作業に当てる予定だ。

舞倉空港に降り立ち、そこからたまたま止まっていたタクシーに乗り、舞倉市中心部の市営団地へと向かう。この団地の8棟ある建物のうち2棟を、社員寮ができるまでの間、臨時社員寮として借りている。この団地のb棟106号室が私の部屋だ。最低限の家具等はあらかじめ付いている(タンス、ベッド、机、本棚、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など)。部屋でしばらくスーツケースに入れてきた荷物の整理をしていると、実家から送った荷物が届いた。それらをあらかた整理し終え、明日の準備を済ませると、すでに午後6時を回っていた。昼飯を食べることを忘れていたのである。とりあえず近くのコンビニで夕飯を買い、その後風呂に入り、にニュースを見てから早めに布団に入り、この街での生活の初日を終わらせた。

過去にボツになったマイクラの実況を、大幅に修正して(主にセリフ以外の表現を増やして)投稿しました。

それでも会話が多く読みづらい部分もあるかもしれませんが、そこはご容赦ください。

Part1なので少し短いかもしれませんが、これから投稿する続編も含め、軽ーく読んでいただければ嬉しいです。

後々時間が出来たら、マイクラで街を作りつつ、実況の製作を再開して行くつもりです。

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