不良と幼女二人の日常
「・・・・・・チッ。」
殴られた所が痛む。
「・・・後ろからいきなり襲ってきやがって・・・。」
先ほど襲ってきて俺が倒した野郎共・・・五人のクズ共が地面に倒れている。
「ぐ・・・、さ、齋藤ォ・・・・ッ!」
俺を石でぶん殴ろうとしたゴミが俺の名を呟いた・・・いや・・・唸った?
「へぇー、まだ意識あったんだ・・・誇っていいぞ、お前。」
「・・・・・・・・・・・・ッ!!!」
「あ?なんだって?」
なんかゴミがしゃべってる。
「お・・・・お前・・・・覚えて・・・ろよッ!」
・・・・・・・・・・。
「あっそ。」
「ぐごっ!」
このゴミに止めを刺す。
「・・・・わりーな、俺はゴミは覚えねぇンだよ。」
そして、俺はこの場を立ち去る。
俺は、齋藤 慎
この辺りじゃ、ちょっとは有名な・・・・まぁ、不良だ。
髪の色は黒だ。染めるなんてばかばかしい。
・・・つーか、染めるとお袋が・・・いや、何でもない。
年はもうちょいで17、つまり一応高校生だ。
俺は俺を邪魔するやつはぶっ潰す。
それが俺だった。
なのに・・・なんで・・・。
「あなたが慎さんですね。」
「あぅー?ぱぱ?」
なんで・・・・。
「今日からお世話になります、湊優香です、こっちは妹の美香。」
「ぱぱ、ぱーぱ。」
なんで・・・・・。
「俺がお前らの面倒を見ないといけないんだよ!!!」
これからがんばって行きますです、はい。