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滅亡の序曲

 

 石が開いて行く。


 「はっはー、どうだ!我がガレーシー家の勝ちだ!」


 大きい笑い声が石の洞窟に響き渡る。うんざりしている、クラフトとジーン。


 「さあ、進むんだ!」


 ウィリアムスは、クラフトを洞窟に突き飛ばした。

 倒れるクラフト。


 「クラフト!大丈夫?」


 ジーンが、駆け寄る。


 「ああ……」

 「さあ、進むのだ!もう、最後の日は近い!」

 「ウィリアムス!あんただって、危ないのよ!?わかってやってんの?」


 ジーンは、たまらず怒鳴った。


 「ああ……、君も、助かるようにするよ……僕のジーン」


 ジーンは、寄ってくる、ウィリアムスの手を振り払った。

 ウィリアムスはチッと舌打ちした。


 「……まあいい、そのまま進め」


 そう言われて、仕方なしに、クラフトとジーンは歩き出した。

 

 「君の、水晶玉。これを……」


 ウィリアムスは、本を見ながら、水晶玉を扱う。


 「ここに」

 

水晶玉を置いた。

 

 カチ……、


 何かが、はまる音がした。

光が水晶玉から溢れる。


 「綺麗……」


 ジーンが目を輝かす。

 

「そう、綺麗だ。しかし、これが、世の中に意外な力を見せることになる!」

 「……なにをした?」

 「ふふ……、これで、ここにいる者だけが、生き残る」

 「何をしたの!?ウィリアムス!」

 

ジーンが叫ぶ。

 

「さあ……これを見るのだ」

 

ウィリアムスが持っている、パソコンを置く。そこに、世界の状況が映し出されていた。

 

「……!」

 「ちょっ……」

 

暗闇に覆われるニューヨーク。


 そして、次の瞬間、

 光が、街に堕ちる。

 




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