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突然の知らせ

とある時代のとある国のことをネットで検索しながら参考にしていますが、色々と作者の妄想が入っています。ご了承ください。

ある日のこと。その日は天気が良くて、農村の住民達はいつも通り農作業をしていた。それは、彼女と彼女の両親も同じだった。

作業が一段落してそろそろ休憩、という所で、村長が慌てた様子でやってきた。


「皆!中央広場に集まるように!」


広場、と言っても小さな原っぱのことである。主に、村の重要事項を伝えられる時や収穫祭等の行事が行われる時に使われる場所だ。


彼女達が広場に到着すると、先に集められた住民達がザワザワと「一体なんだろう?」と不思議そうな様子で会話を交わしていた。


村民が全員集まると、村長は緊張の面持ちでこう言った。

「先程◯■✕将軍様の使者がやってきて、『この農村を、15日後の属州への遠征の中継地にする』『将軍と兵士達を迎え入れる準備を整えるように』とのお達しがあった。まずは村の男達で集まって打ち合わせをするから、日没後に俺の家に集まるように。詳しい事が決まったら女達にも準備作業をしてもらうから、そのつもりで頼む!以上。」


◯■✕将軍と言えば、類稀なる強さと美しさを持つと同時に傲慢で気難しい男だという事で有名である。中央都市から遠く離れたこの農村でも行商人等を通じて評判が伝わってきていた。別の村で、将軍の機嫌を損ねた人が"個人的な処刑"をされたらしい、と。


村民達は、突然の知らせに「これから準備が大変になるぞ!しかも日数にあまり余裕がない」「何か粗相をして殺されたらどうしよう…」「私、将軍様に気に入られて妾になりたいわ!贅沢な暮らしができるって噂だし」とそれぞれの思いを口にした。


彼女は、三年ほど前に一度この村を通りかかった◯■✕将軍(と、その一行)のことを思い出していた。その時の印象は「恐ろしい人」だった。

将軍は噂に違わず美しい顔をしているとは思った。しかし、彼女の中では恐怖が大幅に勝っていた。ほんのりと冷や汗が出る程だった。それは「彼に関わると碌な目にあわない」という彼女の直感だったのかもしれない。

主人公の男性のタイプは「穏やかな人」。◯■✕将軍とは真逆なんです。

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