7-4 マリスガス・ミレニスの憂鬱④
そして、全員を挑発する美麗隊の女性。
「そう。じゃあ、そこにいる全員、私たち2人の顔をよく見るのよ。どっちが、より綺麗か、決めてみなさいよ。美人を見る目が肥えているかを試してあげるわ!」
「言ったわね、見てなさい!」
すると、全員が、舞台上の2人に視線を移していると、突然、
「うわあーっ!!!!」
会場にいる数百人の女性たちが、悲鳴を上げながら、次々と倒れていく。しかし、美麗隊の2人は、変わらず、ただ立っているだけだった。
ものの数分で、あっという間に、200人以上、全員倒れてしまった。それを見て、ため息をつく2人。
「やったわね。こんなに上手くいくなんて、さすがビダーガスだわ。ミレニスは、大したものだわ。それに今回は、ビターリングを、こんなに小型化して指輪にするなんて、信じられないわ。」
すると、2人は、その指につけているリングのスイッチをオフにすると、携帯電話を取り出し、
「こちら、美麗隊・特殊部隊サージの隊長アニエス・エリザベス・デルフィーノ よ。今、例の闇売買の現場、MR埠頭のJQR13倉庫よ。約200数十名気絶して意識不明。全員、しばらく起きられないと思うから、1人で歩いて車に乗ることは、できないわ。運び出せる用意お願いよ。お疲れ様。」
電話を切ると、
「アニエス、それにしても、ビダーガス3は、上手くいったわね。いつもだったら、私たちの正体を明かしてから、30分は乱闘で、200人倒すのは、本当に面倒くさい。それが、数分で全員倒れたものね、それも指一本触れずにね。これからは、この手でいくしかないわね。」
「本当ね。ただ、1つだけ残念なのは、私たちの本当の美貌を見てもらえないことかしら、フフフ。」
「えっ?まあ、そんなところね。」




