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7-1 マリスガス・ミレニスの憂鬱①

 ここは、とある港にある巨大倉庫、この倉庫は、所有していた会社が倒産して、現在、使われていない。そして、ただ使われていないだけではなく、港の隅の方の場所にあるので、倉庫だけではなく、この辺り一帯には通常近寄る人もいない。


 そこで、ここを数カ月に一度、闇取引が行われているのであった。


 そして、今も、その取引のため、闇の売人たちが集まっていた。

約20人ほどの売人が、約200人を相手に商品を売り付けていた。ちなみに、売人も買付けにきている者たちも、すべて女性たちであった。


 ここは、コトールルミナス国の中にある、とある倉庫。


すると、ある売人は、

「これは、これまで色々と作られているけど、最新型よ」

「今、買うなら、これよ、数年前の商品だけど、今なら、まだ充分に使えるし、何より激安だからね。」


 その大勢のバイヤーたちの中にいた2人の女性、

「すごい人ね。皆、買う気満々で、活気がすごいわ。」

「本当ね。あなた、向こうから、みていってちょうだい。私、こちらからみていくから。商品のこと、もれなくメモしてね。金額も忘れずによ。」

「オッケー!」


 2人は、商品について、それぞれの担当者から、説明を受けて、必死にメモをしている。

「そこのお嬢さん、これなんかどう? ああ、お嬢さんは、すごい美人だから、自分では必要ないでしょうけどね。」


すると、その女性は、

「これって、どうやって使うの?」


すると、その商品担当者は、自慢げに、

「あら、ちょっと興味持ってくれた?これはね、最新の特殊ゴム、エメックス製の生体マスクよ。皮膚呼吸も99%の高精度で、呼吸センサーにも、ほぼ100%で認識されるという、最新のマスクなの。おまけに、これを装着すると、その女性の体内のエネルギーに添ったオーラを発生するわ。これなら、美警察の高感度オーラセンサーも簡単にすり抜けるのよ。すごいでしょう。


 お嬢さんなら、たぶん、そのままの容姿で、美の極みの称号は簡単でしょうけど、知り合いの人に売れるわよ。これはね、最新型だから、ちょっと高いけど、美の極みの称号を取得したら、すぐに簡単に元をとってしまうわよ。定価だと、2,500万ミラだけど、今日は、特別に、2,000万ミラでどう?」


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