6-12 B & W 12
実は、実務が2人の母親と初めて話した時のこと。日本まで家出してきた原因を聞かれて、2人とも、服装に厳しく、白と黒以外着ることを許さなかったという。
それを聞いた実務は、これまでとは違って、それぞれに、今では、黒板と白板があって、現在では、着るものの色を気にしなくてもいいということを知り、娘たちにも、オフィシャルの場以外なら許したらどうなのかと、説得したのだった。
そして、何回も説得したすえ、2人の母親は、とうとう許すことに承諾をして、自分たちもプライベートでは、黒板や白板を持つことにしたという。
そして、再会の時に、2人の母親から、2人の娘に、それぞれ、黒板や白板を手渡された。
「ええ?本当に、いいの?」
「信じられないわ。あんなにダメっていってたのに。」
「大丈夫よ。私たちも持ってるのよ!それから、あなたたち2人とも、これを持ったからといって伝説の美少女に変身はしないので安心して。やっぱり、変身には、全身、色を着用しないとダメらしいわ。でも、かえって、それでいいんじゃない。」
「もう、お母さんったら、最高よ!」
2人は、それぞれ母親と抱き合って喜ぶのだった。
それを見ていた実務は、
「これで、すべてうまくいって、よかったわ。事務所的にも、かなりの利益があったしね。ただ2人のためだけの企画に終わらなくて、そこもよかったわ。美麗隊・特殊部隊サージのお2人にも、感謝するわ。」
すると、美麗隊の隊長から、
「よかったわね。それにしても、私達、本当に負けてしまったのよ。手加減なしで。あの2人、若いけど、さすがに、伝説といわれるだけのことはあるわ。」
すると、実務は、
「でも、いざとなれば、美の戦闘モードがあったでしょ。」
「ああ、あれね。あれは、こういうところで使うのって、フェアじゃないもの。ちょっと場違いでしょ。」
そう言って、隊長は、笑うだけであった。




